試験の全体像(CBT 40分・公式範囲)

原価計算初級のネット試験(CBT)は40分・100点満点・70点以上で合格です。公式出題範囲の3本柱を先につかみ、学ぶ順番の地図を持ちましょう。

この単元で身につくこと

まずイメージ:公式範囲を3本柱でつかむ

公式出題範囲は「原価計算の基礎概念」「利益の計画と統制」「製品別(サービス別)期間損益計算」の3本柱です。下表は公式公開サンプル問題の構成例であり、本試験の大問数・配置・配点を固定的に示すものではありません。

公式公開サンプル問題の配点と主な内容
大問配点主な内容
第1問44点語句選択(約13問)+仕訳1問((借)売上原価/(貸)製品)
第2問24点CVP分析 または 予算実績差異分析の数値計算
第3問32点製造原価明細+製品別損益計算書の穴埋め

図の見方:44点・24点・32点は公開サンプルの配点です。学習順は配点の固定予想ではなく、基礎概念から計算へ積み上げて決めます。

試験の形式(CBT・40分・100点・70点合格)

原価計算初級は、会場のパソコンで受けるネット試験(CBT形式)です。試験時間は40分、100点満点で、70点以上が合格です。全国の会場で随時受験でき、試験中は問題間を自由に行き来できます(後戻り自由)。終了と同時に採点され、その場で合否が分かります。日商簿記のなかでもっとも易しい入門級で、平均合格率は約90%です。

受験当日は写真付きの本人確認書類が必要です。電卓は会場備付けを使う場合が多いため、申込会場の案内を事前に確認しましょう。

学習時間の目安は、独学でおよそ50時間です。1日1時間なら約2か月で仕上げられます。短時間でも毎日触れるほうが定着しやすいので、間隔をあけずに進めましょう。

確認:40分・100点・70点合格・後戻り自由。この4点を先に押さえると、本番の時間配分をイメージしやすくなります。

公式の3本柱と学び方の地図

1つ目が「原価計算の基礎概念」、2つ目が「利益の計画と統制」、3つ目が「製品別(サービス別)期間損益計算」です。CVP分析と予算実績差異分析(販売数量差異・販売価格差異)は、ともに2つ目の柱に含まれます。この教材の各単元を、3本柱に沿って次のように学びます。

確認:公開サンプルの大問配置を暗記するのではなく、公式範囲のCVPと差異分析をどちらも学びます。

例題で型をつかむ

例題1(公開サンプルを読んで学習の順番を決める)

公式公開サンプルでは第1問44点・第2問24点・第3問32点である。得点を安定させるために、どの内容から学ぶとよいか説明しなさい。

  1. 公開サンプルでは、基礎概念・利益計画・製品別損益が別の大問で扱われています。
  2. 後の計算で使う用語と分類を先に確認します。
  3. 次にCVP・差異分析、原価集計・製品別損益へ広げます。

ここで迷ったら:公式範囲の3本柱を確認し、基礎概念から順に積み上げます。

よくあるミス

いきなり模擬試験から始める全体像や用語を固める前に本番形式へ進むと、解けずに手が止まりがちです。まず各単元で用語と型を身につけ、仕上げに模擬試験で通しの練習をする順番が効果的です。
CVPだけを利益計画の範囲だと思い込む公式範囲には予算実績差異分析も含まれます。販売数量差異と販売価格差異にも触れておきましょう。
基礎用語を後回しにする計算問題ばかりに進むと、費目や直接・間接の判定で手が止まります。基礎概念を早い段階から確認しましょう。

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 原価計算初級のネット試験(CBT)の形式として正しいものはどれですか?(答えを見る)

40分・100点満点で、70点以上が合格です。終了と同時に採点され、その場で合否が分かります。

Q2. 公式出題範囲の3本柱は何ですか?(答えを見る)

原価計算の基礎概念、利益の計画と統制、製品別(サービス別)期間損益計算です。

Q3. 利益の計画と統制に含まれる分析は何ですか?(答えを見る)

CVP分析と予算実績差異分析です。

原価計算初級はCBT・40分・100点満点・70点以上で合格する試験です。公式出題範囲は、原価計算の基礎概念、利益の計画と統制、製品別(サービス別)期間損益計算の3本柱です。公開サンプルの大問配置や配点を固定形式とみなさず、この範囲に沿って学びます。

簿記の仕訳が初めてなら、先に「簿記初級」で借方・貸方の基本に触れておくと、第1問の仕訳がスムーズになります。

対応する演習