ドリル:外貨建取引
外貨建取引は、「発生時か」「期末か」「決済時か」を先に分けると崩れにくい論点です。まずは第1部で決済差額、第2部で期末換算と翌期決済の流れを確認します。
最初はこの順で進める
- 初回: 先に第1部で、帳簿価額と実際入出金額を比べる型を確認します。そのあと第2部で、期末換算と翌期決済の型を確認します。
- 論点補強: 決済差額で止まるときは第1部だけ、期末換算や翌期決済で止まるときは第2部だけを先に回します。
- 直前確認: 「今は発生時か、期末か、決済時か」を一言で言えるかを確認します。
迷ったら、まず「取引した日」「決算日」「実際に決済した日」のどこを見ているかを分けると整理しやすくなります。
第1部:決済差額の基本
第1部は、帳簿価額と実際の入出金額を比べて、差額が損か益かを判断するパートです。
- 外貨建売掛金1,000(契約時1,000換算)が、決済時980で入金された。仕訳は?
答え
当座預金980, 為替差損20 / 売掛金1,000 です。
- 決済時に差額が利益となる場合の勘定科目は?
答え
為替差益です。
- 外貨建買掛金を決済した結果、支払額が帳簿価額より少なかった。差額は何ですか。
答え
為替差益です。
- 外貨建買掛金を決済した結果、支払額が帳簿価額より多かった。差額は何ですか。
答え
為替差損です。
- 決済差額を正しく出すには、何と何を比較しますか。
答え
帳簿価額と実際の入出金額を比較します。
第2部:期末換算と翌期決済
第2部は、決算日の換算替えと、そのあとに起こる翌期決済をつなげて見るパートです。
- 期末に外貨建金銭債権を換算する目的は?
答え
決算日の実勢レートで換算し、期末の貸借対照表価額を適切にするためです。
解説
外貨建金銭債権・債務は、期末時点の為替相場を反映させて評価替えします。そのうえで、翌期決済時は換算後の帳簿価額と実際の入出金額との差額を為替差損益として処理します。
- 期末換算で売掛金の評価額が増えた場合、相手科目は?
答え
為替差益です。
- 期末換算で買掛金の評価額が増えた場合、相手科目は?
答え
為替差損です。
- 換算替え後の売掛金は、翌期決済時に何と比較しますか。
答え
期末換算後の帳簿価額と実際入金額を比較します。
- 外貨建取引で覚える順番は何ですか。
答え
発生時の換算、期末換算、翌期決済時の差額処理の順で整理すると覚えやすいです。