ドリル:有価証券・手形

有価証券・手形は、「時価評価の話か」「受取手形を動かしたあとの話か」を先に分けると崩れにくい論点です。まずは第1部で有価証券、第2部で受取手形の流れを確認します。

最初はこの順で進める

迷ったら、まず「値段が変わる話」か「受取手形を動かしたあとの話」かを分けると整理しやすくなります。

第1部:売買目的有価証券

第1部は、取得時にいくらで入れ、期末にいくらへ直し、売却時に差額をどう出すかを確認するパートです。

  1. 売買目的有価証券100を取得し、手数料2とともに当座預金から支払った。仕訳は?
    答え

    売買目的有価証券102 / 当座預金102

  2. 期末時価が決算整理前の帳簿価額を5上回った。評価仕訳は?
    答え

    売買目的有価証券5 / 有価証券評価益5

  3. 帳簿価額100の売買目的有価証券を110で売却し、代金は当座預金へ入金された。仕訳は?
    答え

    当座預金110 / 売買目的有価証券100, 有価証券売却益10

第2部:受取手形

第2部は、受け取った手形を裏書するか、割り引くか、不渡になるかで処理を分けるパートです。迷ったら、受取手形をそのまま持つのか、途中で動かすのかに戻ります。

  1. 買掛金100の支払で裏書。仕訳は?
    答え

    買掛金100 / 受取手形100

  2. 保有手形100を割り引き、割引料2を差し引いた額が当座預金へ入金された。仕訳は?
    答え

    当座預金98, 手形売却損2 / 受取手形100

  3. 上記の割引手形100が不渡となり、銀行へ当座預金で弁済した。振出人に対する請求権は売掛金で処理する。このときの仕訳は?
    答え

    売掛金100 / 当座預金100

    解説

    割引手形が不渡になると、銀行へ弁済したうえで、振出人などに対する請求権を受取債権として戻します。裏書不渡の処理とは区別して覚えます。