第1回(損益勘定・法人税等・繰越利益剰余金の振替)
当社(会計期間:X7/4/1〜X8/3/31)は下表のとおり当期の収益・費用が確定した。
(1)法人税、住民税及び事業税(税引前利益の30%)を計上し、(2)損益勘定を締め切って繰越利益剰余金へ振替しなさい。
下の損益勘定・法人税等・未払法人税等・繰越利益剰余金の解答欄(表)に、空欄数値を入力すること。
先に収益合計と費用合計を確認し、税引前利益 → 法人税等 → 損益勘定の差額の順で整理すると迷いにくいです。
資料(確定済みの収益・費用)
| 区分 | 科目 | 金額(円) |
|---|---|---|
| 収益 | 売上 | 22,150,000 |
| 収益 | 受取利息 | 45,000 |
| 費用 | 仕入 | 12,600,000 |
| 費用 | 給料 | 2,900,000 |
| 費用 | 支払家賃 | 550,000 |
| 費用 | 旅費交通費 | 180,000 |
| 費用 | 減価償却費 | 320,000 |
| 費用 | 通信費 | 120,000 |
| 費用 | 支払利息 | 22,000 |
解答欄(勘定記入:主要数値のみ入力)
| 損 益 勘 定 | |||
|---|---|---|---|
| 借方(費用)科目 | 金額 | 貸方(収益)科目 | 金額 |
| 仕入 / 給料 / 支払家賃 / 旅費交通費 / 減価償却費 / 通信費 / 支払利息 | 16,692,000 | 売上 / 受取利息 | 22,195,000 |
| 法人税、住民税及び事業税 | (差額の振替)繰越利益剰余金 | ||
| 勘定科目 | 区分 | 金額(円) |
|---|---|---|
| 法人税、住民税及び事業税 | 計上額 | |
| 未払法人税等 | 期末計上額 |
先に見る順
- 収益と費用の合計を先に出し、税引前利益を確定させてから空欄へ入れます。
- 差額は税引後利益かどうかを最後に確認してから損益勘定へ置きましょう。
丁寧な解説(損益勘定と法人税等の締切)
この問題では、損益勘定の差額と法人税等をどう締め切るかを判定します。先に収益合計と費用合計を出し、税引前利益を確定させてから法人税等、最後に損益勘定の差額を埋める順番で見ると崩れません。
- 収益合計 22,195,000円、費用合計 16,692,000円なので、税引前利益は 5,503,000円 です。
- 法人税等は税引前利益の30%ですから、1,650,900円。仕訳は 法人税等 1,650,900 / 未払法人税等 1,650,900 となります。
- 税引後利益は 5,503,000−1,650,900=3,852,100円。収益が費用より大きいので、損益勘定の差額は貸方へ繰越利益剰余金として振り替えます。
- よくあるミスは、法人税等を引く前の金額をそのまま差額にしてしまうことです。損益勘定に入る差額は税引後利益かどうかを必ず確認しましょう。
- 最後は、損益勘定の借方に「法人税等」と「差額」が並び、貸方と合計が一致するかを見直すと安全です。