第4回(補助簿:現金出納帳)
第4回 / 全15回
X4年4月の現金取引について、現金出納帳の空欄を埋め、受入合計・支払合計・期末残高を求めていきます。
4月28日の仮払金精算では従業員が余剰額を返金していますので、現金の受入として整理します。
個別取引を先に受入と支払へ振り分け、合計欄と期末残高は最後にまとめて埋めると整理しやすいです。
資料
- 単位は円です(カンマ入力の有無は問いません)。
- 4月28日の差額返金は旅費実額との差額1,400円を現金で受け取った取引です。
解答欄(現金出納帳)
差額返金は仮払金よりも支出が少なかったために発生した受入です。現金の増加として記入します。
採点前チェック
- 前月繰越も受入側から始まるかを、合計欄へ進む前に確認します。
- 差額返金を支払ではなく受入として扱えているかを見直しましょう。
丁寧な解説(現金出納帳の合計と期末残高)
この問題では、現金出納帳で受入と支払を正しい欄に分け、最後に合計と期末残高を求められるかを見ています。まず個別取引の向きを確認し、その後に受入合計・支払合計・期末残高の順でまとめると処理しやすいです。
- 4月28日は仮払金 20,000円に対して旅費交通費の実額が 18,600円だったので、差額 1,400円 は従業員から返金されます。したがって支払ではなく受入欄に記入します。
- 受入欄は前月繰越 120,000、現金売上 36,000、売掛金回収 50,000、差額返金 1,400 を合計して 207,400円 です。
- 支払欄は 48,000+3,000+20,000+12,300+6,480+1,620=91,400円。よって期末残高は 207,400−91,400=116,000円 になります。
- よくあるミスは、4月28日の返金を支払欄へ入れてしまうこと、また前月繰越を合計から外してしまうことです。現金出納帳では期首残高も受入側から始まる点を忘れないでください。
- 最後は「受入合計−支払合計=期末残高」が成り立つかを確認すると、計算ミスをかなり減らせます。
第5回(商品有高帳:移動平均法)
第5回 / 全15回
A商品の受入・払出を移動平均法で処理し、受入欄や残高欄の空欄を埋めます。
返品は該当仕入単価でマイナス記入し、残高の平均単価を再計算しましょう。
仕入のたびに平均単価を更新し、その直後の払出は更新後単価で処理する流れを先に意識すると表が追いやすくなります。
資料
- 期首在庫:9月1日 100個 @200円。
- 以降の仕入はすべて掛仕入です。払出単価は直前の平均単価を使用します。
- 9月22日には9月21日仕入分から50個を返品します(受入欄にマイナスで記入します)。
解答欄(商品有高帳)
移動平均法では受入のたびに平均単価を更新し、払出は更新後の単価を用います。返品は該当仕入と同じ単価でマイナス記入します。
先に見る順
- 受入後の残数量と残金額を先に出し、そのあと平均単価を更新してから払出へ進みます。
- 返品は平均単価ではなく、該当仕入の単価で戻しているかを最後に確認しましょう。
丁寧な解説(移動平均法の更新タイミング)
この問題では、商品有高帳を移動平均法で処理し、受入のたびに平均単価を更新できるかを確認します。解く順番は「受入後の残高金額と残高数量を出す」「平均単価を更新する」「その単価で払出を計算する」の繰り返しです。
- 9/7 は期首 20,000円に仕入 66,000円を加えて残金額 86,000円、数量 400個なので平均単価は 215円 です。
- 9/8 の払出は直前平均 215円を使い、200個×215円=43,000円。残りも 200個、43,000円です。
- 9/14 は残 43,000円に仕入 23,000円を加えて 66,000円、数量 300個なので平均は 220円。9/21 は 33,000円+24,000円=57,000円、250個で平均 228円 になります。
- 9/22 の返品は 9/21 仕入分の単価 240円でマイナス記入し、50個×240円=-12,000円。残金額 45,000円、残数量 200個なので平均単価は 225円 です。
- よくあるミスは、払出のあとに平均単価を変えてしまうことと、返品を平均単価で処理してしまうことです。移動平均法は受入時だけ平均単価を更新し、返品は元の仕入単価で戻します。
- 最後は「残金額 ÷ 残数量 = 残単価」が各受入後に成り立つかを見直すと、表全体の整合が取りやすくなります。
第6回(補助元帳:買掛金元帳)
第6回 / 全15回
仕入先「岩崎商店」の4月取引を買掛金元帳へ転記し、次月繰越を求めます。
買掛金は負債勘定なので、貸方増・借方減の動きを丁寧に追いましょう。
最初に「買掛金は貸方で増え、借方で減る」と固定し、前月繰越を含めて各取引後の残り方を追うのが基本です。
資料
- 前月(3月31日)残高:貸方 50,000円。
- 4月3日 仕入 80,000円(掛)。
- 4月10日 仕入返品 6,000円。
- 4月15日 現金で 60,000円 を支払いました。
- 4月25日 仕入 28,000円(掛)。
- 4月26日 当座預金小切手で 40,000円 を支払いました。
解答欄(買掛金元帳)
貸方合計(50,000+80,000+28,000)と借方合計(6,000+60,000+40,000)を比較し、差額を次月繰越として記入します。
採点前チェック
- 仕入と前月繰越が貸方、返品と支払が借方になっているかを確認します。
- 差額が貸方残高として次月繰越へつながっているかを最後に見直しましょう。
丁寧な解説(買掛金元帳の貸方残高の考え方)
この問題では、買掛金元帳を負債勘定として処理し、増減の向きと次月繰越の貸方残高を正しく出せるかを見ています。先に「買掛金は貸方で増え、借方で減る」と言葉で確認してから各取引を並べると整理しやすいです。
- 前月繰越 50,000円は貸方残高なので、最初から負債が 50,000円ある状態です。4/3 の仕入 80,000円、4/25 の仕入 28,000円はどちらも掛仕入なので貸方へ加えます。
- 4/10 の仕入返品 6,000円、4/15 の現金支払 60,000円、4/26 の当座預金支払 40,000円は、いずれも買掛金を減らす取引なので借方です。
- 貸方合計は 50,000+80,000+28,000=158,000円、借方合計は 6,000+60,000+40,000=106,000円。差額は 52,000円 の貸方残高となり、これが次月繰越です。
- よくあるミスは、返品を仕入と同じく貸方にしてしまうことと、前月繰越を合計に入れ忘れることです。補助元帳でも前月残高はスタート地点として必ず計算に含めます。
- 最後は、貸方残高なら「次月繰越」は貸方欄に残る感覚を持てているかを確認してください。負債の残り方を言葉で説明できると定着しやすくなります。