事業主貸

事業主貸は、個人事業主が事業のお金を私用のために引き出したときに使われる科目です。簿記初級では使いません。個人の引出しは、資本金の減少として直接処理します。

基本情報

事業主貸の分類と使いどころ
分類個人事業主の資本取引に関する科目(簿記初級では使いません)
増えるとき(定義)事業主が私用のために事業のお金や商品を引き出したときに使われる科目です
減るとき(該当なし。対になる「投入」は事業主借で整理されます)
代表的な相手科目(簿記初級では使いません)
試験での問われ方簿記初級では出題されません。個人事業主を前提とする学習の科目区分で、現行の日商3級(株式会社前提)にも登場しません。

仕訳例

簿記初級での正しい処理は、事業主貸を使わず、資本金を直接減少させる方法です。

初級での正しい処理(資本金の直接減少)
事業主が私用のために事業のお金を引き出したときは、資本金の減少として処理します。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
5/20 資本金 20,000 現金 20,000
6/15 資本金 5,000 普通預金 5,000

簿記初級では、事業主が私用のために事業のお金を引き出したときも、事業主貸を使わず、資本金の減少として直接処理します。事業主貸を使う処理は、個人事業主を前提とする学習で登場します。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(2問・即時採点)

Q1. 事業主が私用のため事業のお金を引き出したとき、簿記初級での正しい処理はどれですか?(答えを見る)

簿記初級では事業主貸を使わず、資本金の減少として直接処理します。引出しを費用として処理するのも誤りです。

Q2. 事業主貸を使った処理は、どの前提の学習で登場しますか?(答えを見る)

現行の日商3級は株式会社を前提とするため、事業主貸は登場しません。個人事業主を前提とする学習で登場する科目区分です。