事業主借

事業主借は、個人事業主が私用の資金や物品を事業に投入したときに使われる科目です。簿記初級では使いません。個人の追加出資は、資本金の増加として直接処理します。

基本情報

事業主借の分類と使いどころ
分類個人事業主の資本取引に関する科目(簿記初級では使いません)
増えるとき(定義)事業主が私用の資金や物品を事業に投入したときに使われる科目です
減るとき(該当なし。対になる「引出し」は事業主貸で整理されます)
代表的な相手科目(簿記初級では使いません)
試験での問われ方簿記初級では出題されません。個人事業主を前提とする学習の科目区分で、現行の日商3級(株式会社前提)にも登場しません。

仕訳例

簿記初級での正しい処理は、事業主借を使わず、資本金を直接増加させる方法です。

初級での正しい処理(資本金の直接増加)
事業主が事業に資金や資産を投入したときは、資本金の増加として処理します。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
5/1 現金 300,000 資本金 300,000
6/1 備品 50,000 資本金 50,000

簿記初級では、事業主が私用の資金や物品を事業に投入したときも、事業主借を使わず、資本金の増加として直接処理します。事業主借を使う処理は、個人事業主を前提とする学習で登場します。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(2問・即時採点)

Q1. 事業主が事業に現金を追加投入したとき、簿記初級での正しい処理はどれですか?(答えを見る)

簿記初級では事業主借を使わず、資本金の増加として直接処理します。他の事業主から借り入れたわけではないので、借入金でもありません。

Q2. 事業主借を使った処理は、どの前提の学習で登場しますか?(答えを見る)

現行の日商3級は株式会社を前提とするため、事業主借は登場しません。個人事業主を前提とする学習で登場する科目区分です。