会話で理解する:割合で考える理由
ユイ: 貢献利益率にすると、何が分かりやすくなるのですか?
サクラ先生: 売上が変わっても割合で比較できるので、損益分岐点や施策の効果を素早く判断できます。
ユイ: 損益分岐点とどうつながりますか?
サクラ先生: 損益分岐点売上高=固定費÷貢献利益率です。率が上がるほど、必要な売上高は小さくなります。
ポイント:貢献利益率=(売上−変動費)÷売上。意思決定で比較しやすい“共通物差し”です。
貢献利益(限界利益)÷売上高で求め、損益分岐点の式に使います。
例:売上1,000,000円、変動費600,000円なら、貢献利益率は(1,000,000−600,000)÷1,000,000=0.40(40%)です。固定費が300,000円なら、損益分岐点売上高は300,000÷0.40=750,000円になります。
考え方は、割合にすることで規模の違いをならすことです。額で考えるより比較しやすく、分岐点や施策の効果を素早く見極められます。
| 項目 | 式 |
|---|---|
| 貢献利益率 | (売上高 − 変動費) ÷ 売上高 |
ユイ: 貢献利益率にすると、何が分かりやすくなるのですか?
サクラ先生: 売上が変わっても割合で比較できるので、損益分岐点や施策の効果を素早く判断できます。
ユイ: 損益分岐点とどうつながりますか?
サクラ先生: 損益分岐点売上高=固定費÷貢献利益率です。率が上がるほど、必要な売上高は小さくなります。
ポイント:貢献利益率=(売上−変動費)÷売上。意思決定で比較しやすい“共通物差し”です。
与件:売上¥1,000,000、変動費¥600,000 → 貢献利益率=(1,000,000−600,000)/1,000,000=40%
固定費¥300,000 → 損益分岐点売上高=300,000 ÷ 0.40 = ¥750,000
ポイント:率が出せれば、分岐点は一行で求まります。
選択肢から答えを選びましょう。正答と解説は「▼」を押すまで表示しません。
Q1. 貢献利益率(限界利益率)の定義として最も適切なのはどれですか?
正解:A(貢献利益÷売上高)
貢献利益率(限界利益率)は貢献利益を売上高で割った比率で、1−変動費率と同義です。
Q2. 貢献利益率(限界利益率)が0.35なら変動費率はいくらですか?
正解:A(0.65)
変動費率=1−貢献利益率なので、0.35のとき変動費率は0.65です。
Q3. 固定費が120万円、貢献利益率(限界利益率)が0.4のとき損益分岐点売上高はいくらですか?
正解:A(300万円)
損益分岐点売上高=固定費÷貢献利益率=120万円÷0.4=300万円です。