製品(完成品

完成時は製品仕掛品、販売時は売上原価製品で振替します。

定義と見分け方

代表仕訳

仕訳例(製品:完成・販売の振替)
完成時は 製品仕掛品、販売時は 売上原価製品
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
4/30 製品 200,000 仕掛品 200,000
5/1 売上原価 180,000 製品 180,000

会話で理解する:完成と販売の振替

ユイ: 製品の図は、どこを見れば良いですか?

サクラ先生: 完成時は「製品/仕掛品販売時は「売上原価/製品」の振替です。完成で製品にたまり、販売で売上原価へ移ります。

ユイ: 試験では何に注意しますか?

サクラ先生: 日付と勘定の方向(借方・貸方)を落ち着いて確認しましょう。

ポイント:完成→製品、販売→売上原価。流れを声に出して確認。

完成と販売の振替(要約)
借方科目 金額 貸方科目 金額
製品 (完成時の原価) 仕掛品 (同左)
売上原価 (販売分の原価) 製品 (同左)
関連演習:第3問

ミニ問題(製品(完成品))

選択肢から答えを選びましょう。正答と解説は「▼」を押すまで表示しません。

Q1. 完成品はどの時点で仕掛品から振り替えられますか?

  • A. 製造工程を完了し出荷可能になったとき
  • B. 材料を投入した直後
  • C. 販売したとき
▼ 正答と解説を表示

正解:A(製造工程を完了し出荷可能になったとき)

製造工程が完了して出荷可能になった時点で仕掛品から製品に振り替えます。販売時点では売上原価へ振り替えます。

Q2. 製品が販売されたとき、仕訳では製品勘定はどうなりますか?

  • A. 貸方で減少し売上原価へ振り替わる
  • B. 借方で増加し売掛金へ振り替わる
  • C. 貸方で減少し販管費へ振り替わる
▼ 正答と解説を表示

正解:A(貸方で減少し売上原価へ振り替わる)

販売時には製品勘定を貸方にして減少させ、借方に売上原価(または仕掛品)を計上します。

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