製造原価
製造原価とは、材料費・労務費・経費という3要素を合計した、製品を作るためにかかった原価です。原価明細書の中心となる計算式型の用語で、第1問の語句・計算問題で三要素の合計をそのまま問われます。本社・営業の費用(販管費)は含めない点が鍵です。
基本情報
| 分類 | 製品別原価計算の集計結果(材料費・労務費・経費の合計) |
|---|---|
| 何を表すか | 製品を作るためにかかった原価の合計。販管費は含まない |
| 計算式(求め方) | 製造原価 = 材料費 + 労務費 + 経費 |
| 使う場面 | 製品(またはロット)を作るのにかかった原価の総額を求めるとき |
| 試験での問われ方 | 三要素の合計を求める第1問の語句・計算問題、当期製造原価の算式(期首仕掛品+当期製造費用-期末仕掛品) |
計算式・具体例
3要素をすべて合計すると、製品を作るためにかかった原価の総額になります。
| 求めるもの | 式 | 数値例 |
|---|---|---|
| 製造原価 | 材料費 + 労務費 + 経費 | 300,000円 + 200,000円 + 150,000円 = 650,000円 |
表の読み方:製造原価には材料費・労務費・経費の3つだけを合計します。本社や営業の費用(販管費)は工場の外で発生するため含めません。
混同しやすい語との違い
- 売上原価との違い:製造原価は当期に作った分の合計、売上原価はそのうち当期に売れた分だけです(期首製品+当期製造原価-期末製品)。
- 販売費及び一般管理費との違い:製造原価は工場で発生した費用、販管費は営業・本社で発生し、製造原価に含めない費用です。
- 原価との違い:原価は費目別・部門別・製品別という3つの見方全体を指す広い概念、製造原価はそのうち製品別に集計した結果の1つです。
試験でのよく問われ方
- 三要素(材料費・労務費・経費)の合計を求める問題(第1問)。
- 本社・営業の費用を製造原価に含めてしまう誤りを問う問題(第1問)。
- 当期製造原価の算式(期首仕掛品+当期製造費用-期末仕掛品)を使う問題(第3問)。
ミニ演習(3問・即時採点)
Q1. 製造原価の三大要素はどれですか?(答えを見る)
製造原価は材料費・労務費・経費で構成されます。経費には減価償却費や外注加工賃などが含まれます。
Q2. 当期製造原価の算式として正しいものはどれでしょうか。(答えを見る)
当期製造原価は期首仕掛品に当期の製造費用を加え、期末仕掛品を控除して算出します。
Q3. 製造原価は財務諸表のどこに結び付きますか?(答えを見る)
製造原価は当期製造原価や売上原価を経由して損益計算書の売上原価に反映されます。
関連
- ガイドで学ぶ:損益計算の基本
- 関連する用語:売上原価/販売費及び一般管理費/原価
- 解いて定着:第1問(用語・分類)ドリル