修繕費

修繕費とは、建物や備品を元の状態に戻すための修理・保守にかかる費用です。増えたときは借方に記入し、相手には支払手段(普通預金や現金)が入ります。

基本情報

修繕費の分類と使いどころ
分類費用(損益計算書)
増えるとき借方(建物・備品の修理代金の支払時)
減るとき貸方(支払いの取消など、まれなケース)
代表的な相手科目普通預金・現金
試験での問われ方修理代金の支払いで、借方に修繕費を記入できるかを問う(第2問)

仕訳例

備品の修理代金を振込や現金で支払った場面です。

仕訳の例(修繕費)5列
修繕費を振込で支払った場面の代表例。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
5/9 修繕費 7,200 普通預金 7,200
5/22 修繕費 3,000 現金 3,000

どちらも、修繕費という費用が借方で増え、支払手段(普通預金・現金)という資産が貸方で減ります。建物や備品の価値を高めたり寿命を延ばしたりする支出ではなく、元の状態に戻すための維持・補修だけが修繕費になります。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 修繕費の区分は?(答えを見る)

通常の維持・補修は修繕費(費用)です。増えたときは借方に記入します。

Q2. 建物の外壁を通常どおり補修した費用の処理は?(答えを見る)

通常の維持・補修は、建物の価値を高めるものではないので修繕費として費用処理します。価値を高めたり寿命を延ばしたりする支出は、建物の取得原価に加える(資産計上する)場合があります。

Q3. 修繕費と資産計上の分かれ目として適切なのはどれですか?(答えを見る)

支払方法や曜日ではなく、「価値を高めたり寿命を延ばす支出かどうか」で判定します。元の状態に戻すだけの支出は修繕費、価値を高める支出は資産計上になる場合があります。