直接費と間接費

直接費と間接費は、特定の製品に直接ひも付けられるかどうかで費用を判定する用語です。ひも付けられるものは直接費、共通して発生するものは間接費として配賦の対象になります。金額の大小ではなく、跡付けできるかどうかで判定する点が鍵です。

基本情報

直接費と間接費の分類と使いどころ
分類原価を特定の製品へ跡付けできるかどうかによる区分
何を表すか特定の製品にそのまま結びつけられる費用(直接費)か、複数の製品に共通して発生し配賦が必要な費用(間接費)か
計算式(求め方)直接費は消費量×単価をそのまま製品へ集計/間接費はいったん製造間接費に集め、配賦基準で各製品へ按分
使う場面材料費・労務費・経費のそれぞれで、製品に跡付けできるかどうかを判定するとき
試験での問われ方費用の具体例(買入部品・潤滑油・工員賃金・工場長給料など)から直接費か間接費かを判定する第1問の語句・分類問題

計算式・具体例

同じ費用でも、特定の製品に跡付けできるかどうかで直接費・間接費が決まり、間接費は配賦の対象になります。

直接費・間接費の判定と集計
求めるもの式(判定の軸)数値例
直接材料費特定の製品に跡付けできる材料の消費額製品A専用の材料 50個 × 200円 = 10,000円
間接費(配賦額)製造間接費を配賦基準で按分工場全体の電力費30,000円 → 配賦基準に基づき各製品へ配分

表の読み方:直接費は「どの製品のためか」を言い切れる費用で、そのまま製品へ集計します。間接費は複数の製品に共通するため、いったん製造間接費に集めてから配賦基準で分けます。金額の大小ではなく、跡付けできるかどうかで判定する点に注意しましょう。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(2問・即時採点)

Q1. 直接費の説明として正しいものはどれですか?(答えを見る)

直接費は金額の大小や支払方法ではなく、特定の製品に直接ひも付けられるかどうかで判定します。

Q2. 工場全体で使用する電力料はどのように分類されますか?(答えを見る)

工場全体で使用する電力料は個々の製品に直接ひも付けられないため間接費です。製造間接費としていったん集め、配賦基準で各製品へ割り当てます。