固定費

固定費とは、生産量・販売量にかかわらず一定額で発生する費用です。減価償却費や地代家賃、役員給などが代表例です。CVP分析では、損益分岐点を求めるときの分子(固定費÷貢献利益率)として使います。

基本情報

固定費の分類と使いどころ
分類原価・費用の性質別区分(CVP分析での分類)
何を表すか操業度の範囲内で、生産量・販売量にかかわらず総額が一定の費用
計算式(求め方)損益分岐点売上高=固定費÷貢献利益率、損益分岐点数量=固定費÷単位貢献利益
使う場面CVP分析で損益分岐点を求めるとき
試験での問われ方費用が固定費か変動費かを見分ける問題、固定費を使って損益分岐点を求める計算問題(第2問)

計算式・具体例

固定費320,000円、貢献利益率0.4(単価2,000円・単位変動費1,200円)のときの損益分岐点売上高と損益分岐点数量を求めます。

損益分岐点の計算例
求めるもの数値例
損益分岐点売上高固定費÷貢献利益率320,000円÷0.4=800,000円
損益分岐点数量固定費÷単位貢献利益320,000円÷800円=400個

表の読み方:固定費は総額のまま分子に置き、貢献利益率または単位貢献利益で割ります。単位当たりの値に直して計算しないよう注意しましょう。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 固定費の代表的な特徴はどれですか?(答えを見る)

固定費は、一定の前提のもとでは販売量が変化しても総額が変わらない費用です。

Q2. 次のうち固定費である可能性が高いものはどれでしょうか。(答えを見る)

工場建物の減価償却費は生産量に関係なく一定額が発生するため固定費に分類されます。

Q3. 固定費が増加すると損益分岐点売上高はどうなりますか?(答えを見る)

固定費が増えれば固定費÷貢献利益率の値が大きくなるため、損益分岐点売上高も増加します。