会話で理解する:固定費の直線の意味
ユイ: 線が横ばいなのは、どういう意味ですか?
サクラ先生: 総額が一定ということです。活動量が増えても一定の範囲内では総額は変わりません(単位当たりは薄まります)。
ユイ: 損益分岐点との関係は?
サクラ先生: 固定費を貢献利益で回収できるかが分かれ目です。固定費が大きいほど必要な売上高は増えます。
ポイント:固定費=総額一定・単位当たりは逆に変動。
期間内の生産量にかかわらず一定額で発生する費用。減価償却費・役員給などが該当します。
例:固定費が毎月300,000円で、当月の売上高が1,000,000円、変動費が600,000円なら、貢献利益は400,000円、営業利益は400,000−300,000=100,000円です。来月に売上が1.2倍になっても、固定費は300,000円のままです。
考え方は「総額は一定、単位当たりは活動量が増えるほど薄まる」です。CVPでは固定費÷貢献利益率や固定費÷単位貢献利益で分岐点を求めます。
ユイ: 線が横ばいなのは、どういう意味ですか?
サクラ先生: 総額が一定ということです。活動量が増えても一定の範囲内では総額は変わりません(単位当たりは薄まります)。
ユイ: 損益分岐点との関係は?
サクラ先生: 固定費を貢献利益で回収できるかが分かれ目です。固定費が大きいほど必要な売上高は増えます。
ポイント:固定費=総額一定・単位当たりは逆に変動。
選択肢から答えを選びましょう。正答と解説は「▼」を押すまで表示しません。
Q1. 固定費の代表的な特徴はどれですか?
正解:A(操業度の範囲内で総額が一定である)
固定費は関連範囲内で総額がほぼ一定です。単位当たりでは操業度に応じて増減します。
Q2. 次のうち固定費である可能性が高いものはどれでしょうか。
正解:A(工場建物の減価償却費)
工場建物の減価償却費は生産量に関係なく一定額が発生するため固定費に分類されます。
Q3. 固定費が増加すると損益分岐点売上高はどうなりますか?
正解:A(増加する)
固定費が増えれば固定費÷貢献利益率(限界利益率)の値が大きくなるため、損益分岐点売上高も増加します。