総合原価計算

総合原価計算とは、同じ製品を大量・連続して生産するときに、期間(1か月など)でまとめて原価を集計し、生産数量で割って平均単価を求める方法です。注文単位で集計する個別原価計算とは対になる考え方です。第1問・第3問でよく問われます。

基本情報

総合原価計算の分類と使いどころ
分類原価集計の方法(製品別の原価計算の一種)
何を表すか同じ製品を大量・連続生産するとき、期間ごとに原価をまとめて集計し、生産数量で割って単価を求める考え方
計算式(求め方)平均単価=製造原価総額÷生産数量
使う場面飲料や部品のように、同じ製品を継続して大量生産するとき
試験での問われ方生産形態から個別原価計算か総合原価計算かを見分ける問題、月末仕掛品・月末製品の評価問題(第1問・第3問)

計算式・具体例

完成品1,000個の製造原価総額が400,000円のとき、平均単価と月末製品50個分の評価額を求めます。

総合原価計算(平均単価による単純評価)の計算例
求めるもの数値例
平均単価製造原価総額÷生産数量400,000円÷1,000個=400円/個
月末製品の評価額平均単価×月末在庫数量400円×50個=20,000円

表の読み方:原価計算初級では、月末仕掛品・月末製品を平均単価×数量という単純な方法で評価します。作業の進み具合を細かく反映する先入先出法・完成品換算量ベースの計算は、2級工業簿記で学びます。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 総合原価計算に適した生産形態はどれですか?(答えを見る)

総合原価計算は大量・連続生産のように製品が均質な場合に、期間でまとめて集計し数量で割って平均原価を算出する方式です。

Q2. 総合原価計算で月末製品を評価する、原価計算初級での正しい方法はどれですか?(答えを見る)

原価計算初級では、月末仕掛品・月末製品は平均単価×数量という単純な方法で評価します。作業の進み具合を反映する先入先出法・完成品換算量ベースの計算は2級工業簿記の範囲です。

Q3. 総合原価計算で工程別に原価を集計した結果は最終的にどこへ振り替えられますか?(答えを見る)

各工程の完成品原価は次工程の仕掛品や完成品に振り替えられ、最終的には製品原価へとつながります。