この問題で先に確定するもの
第9セットは決算整理後残高試算表を完成させる問題ですが、最後が当期純損失になる点が特徴です。先に現金差額、棚卸、減価償却、消費税精算を固めて費用総額を確定すると、純損失の符号を迷わず入力できます。
解く順番
まず実際現金 116,000円との差額 4,000円を、通信費 2,000円と雑損失 2,000円に分けて処理します。次に棚卸差額を反映して売上原価 5,115,000円を確定し、期末繰越商品 360,000円を出します。そのあと備品の減価償却 180,000円、未払消費税 500,000円への振替を反映し、最後に売上 6,000,000円と費用合計 7,694,000円を比較して当期純損失 △1,694,000円を確定します。
正解の根拠
現金差額は原因が一部判明しているので、通信費と雑損失に分けて処理します。棚卸は仕入勘定法で計算し、売上原価 5,115,000円と期末繰越商品 360,000円を確定します。備品は年額 180,000円を償却して減価償却累計額を 340,000円とし、消費税は仮受 640,000円と仮払 140,000円の差額 500,000円を未払消費税に振り替えます。これらを反映すると費用合計が売上を上回るため、最終行は当期純利益ではなく △1,694,000円 の当期純損失になります。
よくある誤り
当期純損失の問題では、金額自体は合っていても符号を付け忘れるミスが多くなります。第9セットでは負数入力が必要なので、1,694,000 ではなく -1694000 のように損失として入力する必要があります。現金差額も通信費 2,000円と雑損失 2,000円の両方を入れないと費用合計がずれます。
最後の検算
売上原価 5,115,000円、未払消費税 500,000円、減価償却費 180,000円が反映されているかを確認したうえで、最終行が当期純損失 △1,694,000円になっているかを見直します。損失欄の符号まで含めて正しく入力できていれば、整理後残高試算表の借方合計と貸方合計が一致します。
3行検算
1. 通信費 2,000 円と雑損失 2,000 円で、現金差額 4,000 円が解消しているか確認します。
2. 売上原価 5,115,000 円、未払消費税 500,000 円、減価償却費 180,000 円が整理後残高へ入っているか見ます。
3. 最終行が当期純損失 -1,694,000 で、借方合計と貸方合計が一致すれば完成です。