この問題で先に確定するもの
第7セットは決算整理後残高試算表の完成問題です。先に確定すべきなのは、現金実査差額の処理、棚卸による売上原価、貸倒引当金の差額、減価償却、未払利息、消費税精算額です。ここが決まれば、どの勘定が増減するかがはっきりします。
解く順番
まず現金差額 1,500円を水道光熱費 500円と雑損 1,000円に分けて処理し、現金を実際残高へ合わせます。次に棚卸 500,000円から 440,000円への変化を反映して確定仕入高 5,060,000円を求め、売掛金 880,000円に対する貸倒引当金の差額 6,400円を計上します。そのあと備品の減価償却 200,000円、借入金の未払利息 15,000円、最後に未払消費税 80,000円を反映すると、整理後残高試算表を順に埋められます。
正解の根拠
現金差額は原因が判明しているため、水道光熱費 500円と雑損 1,000円に分解して処理します。棚卸は期首商品と期末商品の差を仕入勘定に反映し、確定仕入高 5,060,000円を求めます。貸倒引当金は 880,000円 × 3% = 26,400円 の必要残高から既存 20,000円を差し引くので、追加計上は 6,400円です。備品 1,200,000円 ÷ 6年 = 200,000円、未払利息は 1,800,000円 × 2% × 5/12 = 15,000円、消費税は仮受 600,000円 と仮払 520,000円 の差額 80,000円が未払消費税になります。
よくある誤り
現金差額を雑損だけで処理して、水道光熱費の追加計上を落とす誤りがよくあります。棚卸では期末商品が減っているため売上原価が増える方向になる点を逆にしやすく、貸倒引当金も必要額全体 26,400円をそのまま入れやすい問題です。未払消費税も仮受と仮払の差額だけを入れる点を忘れないようにします。
最後の検算
水道光熱費 500円、雑損 1,000円、貸倒引当金繰入 6,400円、減価償却費 200,000円、未払利息 15,000円、未払消費税 80,000円がそれぞれ整理後残高に正しく反映されているかを確認します。最後に借方合計と貸方合計が一致していれば、差額処理から税金までの流れを正しく処理できています。
3行検算
1. 水道光熱費 500 円と雑損 1,000 円で、現金差額 1,500 円が解消しているかを確認します。
2. 売上原価 5,060,000 円、貸倒引当金繰入 6,400 円、未払消費税 80,000 円が整理後残高へ入っているか見ます。
3. 借方合計と貸方合計が一致すれば、後半セットとしての検算は通っています。