平均法 数表で練習(講義録)

材料と加工で列を分けて、EU→総額→単位原価→配賦を一気に計算します。読み上げながら手を動かしましょう。

サンプルデータ

平均法…期首原価は当期投入と合算して総額にします。

1) 等価生産量(EU)

区分材料加工
完成品800800
月末仕掛200×100% = 200200×50% = 100
EU 合計1,000900

会話で理解する:EU表の読み方

ユイ: 表の「材料」「加工」は、何を比べていますか?

サクラ先生: 材料と加工の進捗の違いです。材料は一括投入なら100%、加工は進捗に応じて換算します。

ユイ: 次の表とはどうつながりますか?

サクラ先生: EUで「数量」を整えたら、総額と割って単位原価、最後に配賦です。表の流れを上から順に追いましょう。

ポイント:EU→総額→単位原価→配賦の順で読む。

2) 原価の総額

内訳材料加工
期首仕掛40,00020,000
当期投入160,000100,000
総額200,000120,000

3) 1単位当たり原価

項目材料加工
総額 ÷ EU200,000 ÷ 1,000 = 200120,000 ÷ 900 = 133.33…

4) 配賦(完成品/月末仕掛)

区分材料加工合計
完成品800×200 = 160,000800×133.33… = 106,666.67266,666.67
月末仕掛200×200 = 40,000100×133.33… = 13,333.3353,333.33
200,000120,000320,000
検算:総額 200,000+120,000 = 320,000 と一致。

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次の小問

  • 加工EUが1,000なら単位加工原価は?(同じ総額で)

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