先入先出法の手順

期首仕掛は先に完成、当期投入はのちに完成。この考え方で等価生産量と配賦を進めます。

考え方の要点

  • 完成品には、期首分の未完成分の仕上げと当期投入分の完了分が含まれる。
  • 平均法との違いは、期首原価を分離して考える点です。

比較の図

平均法と先入先出の比較 期首と当期の扱いの違いを示す図 平均法(合算) 先入先出(分離)

会話で理解する:平均とFIFOの差

ユイ: 図の2つは、どこが違いますか?

サクラ先生: 平均法は期首原価を合算、FIFOは期首原価を分離して考えます。だからEUや単位原価の算定が変わるのです。

ユイ: まず何を確認すれば?

サクラ先生: 「期首仕掛の未完部分」を区別するかどうか。図のラベルと用語の定義を言い切れるようにしましょう。

ポイント:平均=合算/FIFO=分離。

関連

次に進む

ミニ小問

  1. FIFOでは、まず何を完成させる前提で等価生産量を作る?
  2. 平均法との違いは、どのコストを分離して考える点?
解答
1) 期首仕掛の未完成分を先に完成させる
2) 期首仕掛原価と当期原価を分離

演習へ

関連

対応する演習