等価生産量を直感でつかむ(講義録)

等価生産量は「未完成を完成品に換算した量」です。材料と加工で進捗が違う、その理由まで言えるようにしましょう。

材料と加工の違い

  • 材料は一括投入の設計が多く、仕掛に入った瞬間に材料は100%入りやすい。
  • 加工費は作業の進行に比例して増える(時間とともに積み上がる)。
この違いが、EUの列を2本(材料・加工)に分ける理由です。

手順(声に出す)

  1. 完成品数をメモ
  2. 期末仕掛の数量と進捗%(材料・加工)をメモ
  3. EU = 完成品 + 仕掛×進捗%(材料・加工で別計算)

ミニ小問

  1. 完成800、仕掛200(加工50%、材料は一括)。材料EUと加工EUは?
解答
材料EU = 800 + 200 = 1,000/加工EU = 800 + (200×0.5) = 900

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