生徒:評価益・評価損と、売却益・売却損は何が違いますか。
先生:評価は保有中の時価変動、売却は手放したときの差額です。評価は「有価証券評価益/損」、売却は「有価証券売却益/損」を使い分けます。
生徒:分類(売買目的・満期保有)で扱いは変わりますか。
先生:はい。売買目的は時価評価、満期保有は償却原価法が基本です。まずは使う勘定科目の違いに注目して覚えましょう。
分類と評価替えの型を押さえ、仕訳と期末の表示へ結び付けていきましょう。
短期売買を目的とする「売買目的有価証券」は、期末に時価評価し評価損益を当期損益へ反映します。満期保有目的債券は償却原価法が基本です。
売買目的の評価差額は P/L に直入されます。分類により表示区分が異なる点に注意します。
仕訳の型を確認したら、ミニ問題C(有価証券) を解いて定着させましょう。
| 取引 | 典型仕訳 |
|---|---|
| 時価上昇(評価益) | 売買目的有価証券 / 有価証券評価益 |
| 時価下落(評価損) | 有価証券評価損 / 売買目的有価証券 |
| 売却(益) | 当座預金 / 売買目的有価証券、 有価証券売却益(差額) |
| 売却(損) | 当座預金、 有価証券売却損(差額)/ 売買目的有価証券 |
生徒:評価益・評価損と、売却益・売却損は何が違いますか。
先生:評価は保有中の時価変動、売却は手放したときの差額です。評価は「有価証券評価益/損」、売却は「有価証券売却益/損」を使い分けます。
生徒:分類(売買目的・満期保有)で扱いは変わりますか。
先生:はい。売買目的は時価評価、満期保有は償却原価法が基本です。まずは使う勘定科目の違いに注目して覚えましょう。
分類(売買目的/満期保有)にかかわらず、配当・利息は原則として当期の収益に計上します。
満期保有目的債券は原則「償却原価法」で処理します。期中の実効利息を収益に認識し、帳簿価額を償却で調整します(2級では詳細計算の出題頻度は限定的)。
ミニ問題C(有価証券) で型を確認しましょう。