ミニ問題(1セット5問)

短時間で「型」を反復し、章末ドリルへスムーズに接続していきます。

セットA(売上原価・表示)

  1. 期首棚卸高120、当期仕入480、期末棚卸高140。売上原価はいくら?
    答えを見る

    460(=120+480−140)

  2. 三分法の期末仕訳として正しいのはどれ?
    解説を見る

    期末は「仕入 / 繰越商品(期末棚卸高)」。期首はその逆。

  3. 仕入返品20と仕入割戻10がある。表示上、当期仕入500はどう整理する?
    解説を見る

    仕入の控除項目として純額にする:500−20−10=470

  4. 試算表でまず確認すべき科目の組合せは?
    解説を見る

    繰越商品・仕入・売上。売上原価の算定と表示に直結。

  5. 売上高1,000、売上原価460。売上総利益はいくら?
    答えを見る

    540(=1,000−460)

セットF(社債・株式:基本)

  1. 額面1,000の社債を発行価額980で発行した。仕訳は?
    答えを見る

    現金980 / 社債1,000, 社債発行差金20

  2. 社債の利払日、利息20を現金で支払った。仕訳は?
    答えを見る

    支払利息20 / 現金20

  3. 社債発行差金2を定額法で当期分償却した。仕訳は?
    答えを見る

    支払利息2 / 社債発行差金2

  4. 株式100株(1株500)を現金払込で発行。仕訳は?
    答えを見る

    現金50,000 / 資本金50,000

  5. 表示区分として正しいのは?
    答えを見る

    社債=固定負債、資本金=純資産

セットG(消費税:税抜方式)

  1. 商品1,100(税抜1,000・税100)を掛で仕入。仕訳は?(税抜方式)
    答えを見る

    仕入1,000, 仮払消費税100 / 買掛金1,100

  2. 商品2,200(税抜2,000・税200)を掛で販売。仕訳は?(税抜方式)
    答えを見る

    売掛金2,200 / 売上2,000, 仮受消費税200

  3. 期末整理で仮受300・仮払260を相殺。差額の処理は?
    答えを見る

    仮受消費税300, 仮払消費税260 / 未払消費税40

  4. 預金利息10を受け取った(非課税)。仕訳は?
    答えを見る

    現金10 / 受取利息10(消費税の仕訳なし)

  5. 税込方式では、仮払・仮受の勘定を通常用いない。正しい?
    答えを見る

    正しい(税額は仕入・売上に含めて処理し、期末にまとめて調整)

帳票読取(試算表・売上原価)

次の試算表抜粋を用いて答えなさい。

試算表抜粋
科目借方貸方
繰越商品(期首)120 
仕入480 
売上 1,000
繰越商品(期末) 140
  1. 売上原価はいくら?
    答えを見る

    460(=期首120+仕入480−期末140)

  2. 期末振替の正しい仕訳はどれ?
    解説を見る

    繰越商品/仕入(期首120)、仕入/繰越商品(期末140)

  3. 売上総利益はいくら?
    答えを見る

    540(=売上1,000−売上原価460)

  4. 表示で注意する点は?
    解説を見る

    売上原価はP/L、繰越商品はB/S(棚卸資産)。仕入返品・割戻は純額処理。

  5. 期末振替後、仕入勘定の残高は何を表す?
    答えを見る

    売上原価(期首+当期仕入−期末)

帳票読取(試算表・売上原価)第2セット

次の試算表抜粋を用いて答えなさい。

試算表抜粋2
科目借方貸方
繰越商品(期首)150 
仕入600 
売上 1,200
繰越商品(期末) 180
  1. 売上原価はいくら?
    答えを見る

    570(=150+600−180)

  2. 期末振替の正しい仕訳はどれ?
    解説を見る

    繰越商品/仕入(期首150)、仕入/繰越商品(期末180)

  3. 売上総利益はいくら?
    答えを見る

    630(=売上1,200−売上原価570)

  4. 仕入返品20・仕入割戻15がある場合、仕入の純額はいくら?
    答えを見る

    565(=600−20−15)

  5. 期末振替後、仕入勘定の残高は何を表す?
    答えを見る

    売上原価(期首+当期仕入−期末)

セットB(手形:裏書・割引)

  1. 売掛金100の回収として受取手形を受け取った。仕訳は?
    答えを見る

    受取手形100 / 売掛金100

  2. 買掛金100の支払として、保有する受取手形を裏書譲渡した。仕訳は?
    答えを見る

    買掛金100 / 受取手形100

  3. 受取手形100を銀行で割引し、割引料2が差し引かれた。仕訳は?
    答えを見る

    当座預金98, 手形売却損2 / 受取手形100

  4. 裏書譲渡した手形が満期回収された。自社の仕訳は必要?
    答えを見る

    不要(相手先での回収であり、自社仕訳なし)

  5. 表示区分として正しい組み合わせは?
    答えを見る

    受取手形=流動資産、支払手形=流動負債(注:割引手形は注記等に留意)

  6. 裏書は現金の増加を伴わず、割引は現金の増加を伴う。正しい?
    答えを見る

    正しい(裏書は債務の決済手段、割引は資金化)

  7. 裏書した手形が不渡となった場合、支払先から遡求される可能性がある。正しい?
    答えを見る

    正しい(買掛金の復活や負担発生に注意)

セットC(有価証券:評価と売却)

  1. 売買目的有価証券100を購入し、手数料2を支払った。仕訳は?
    答えを見る

    売買目的有価証券102 / 当座預金102(手数料は取得原価に含める)

  2. 期末時価が5上昇した。評価仕訳は?
    答えを見る

    売買目的有価証券5 / 有価証券評価益5

  3. 帳簿価額100の売買目的有価証券を110で売却。仕訳は?
    答えを見る

    当座預金110 / 売買目的有価証券100, 有価証券売却益10

  4. 満期保有目的債券の期末評価について正しいのは?
    答えを見る

    原則として評価替えを行わず、償却原価法で処理する(2級範囲の型)

  5. 表示区分として正しいのは?
    答えを見る

    売買目的有価証券=流動資産(短期保有が前提)

  6. 満期保有目的債券の期末評価は時価評価である。正しい?
    答えを見る

    誤り。原則として償却原価法で処理し、期末に時価評価はしない(2級範囲の型)。

セットD(引当金:設定と戻入)

  1. 前期末の貸倒引当金残高40、当期末見積高60。設定仕訳の金額は?
    答えを見る

    貸倒引当金繰入20 / 貸倒引当金20

  2. 前期末の貸倒引当金残高60、当期末見積高45。戻入仕訳の金額は?
    答えを見る

    貸倒引当金15 / 貸倒引当金戻入15

  3. 当期の賞与見積額120。設定仕訳は?
    答えを見る

    賞与引当金繰入120 / 賞与引当金120

  4. 当期売上800、保証率2%の製品保証引当金。設定仕訳は?
    答えを見る

    製品保証引当金繰入16 / 製品保証引当金16

  5. 見積が過大だった場合の処理は?(翌期)
    答えを見る

    引当金(貸倒引当金 等)/ 引当金戻入(または貸倒引当金戻入)

セットE(固定資産:月割)

  1. 4月1日取得の備品(取得原価1,200、残存価額0、耐用年数6年、定額法)。当期(4〜3月)の減価償却費はいくら?(月割)
    答えを見る

    200。年額=1,200÷6=200、4月取得のため当期は12/12で200。

セットH(リース会計:借手)

  1. 利用開始日に計上する仕訳は?(価額1,000、同額で認識)
    答えを見る

    リース資産1,000 / リース債務1,000

  2. 期中支払200(うち利息20相当)。仕訳は?
    答えを見る

    支払利息20, リース債務180 / 当座預金200

  3. 期末の減価償却費200(定額)。仕訳は?
    答えを見る

    減価償却費200 / 減価償却累計額200

  4. 利息と元本の区分は何で決まる?
    解説を見る

    期首帳簿価額×実効利率=利息費用。支払との差額で元本(リース債務)を減少。

  5. 参考リンク
    開く

    リース資産リース債務

セットI(外貨建取引:決済差額)

  1. 外貨建売掛金1,000(契約時1,000換算)。決済時980入金。差額の仕訳は?
    答えを見る

    当座預金980, 為替差損20 / 売掛金1,000

  2. 決済時に差額が利益となる場合の勘定科目は?
    答えを見る

    為替差益

  3. 期末に外貨建金銭債権を換算する目的は?
    解説を見る

    期末の実勢レートで評価し、翌期の決済差額の歪みを避けるため。

  4. 参考リンク
    開く

    為替差損益

セットJ(在庫計算法:移動平均・先入先出)

  1. 移動平均法の単価更新式は?
    答えを見る

    (在庫数量×旧単価+入荷数量×仕入単価)÷(合計数量)

  2. 先入先出法の期末在庫単価は何に近い?
    答えを見る

    最新の入荷単価(新しい在庫が残る仮定)

  3. インフレ局面で先入先出法を採用すると売上原価は?
    答えを見る

    低めに出やすい(在庫は高めに評価されやすい)

  4. 継続記録法でよく採用されるのは?
    答えを見る

    移動平均法

  5. 参考リンク
    開く

    移動平均法先入先出法

セットK(返品・割戻と表示)

  1. 売上返品30があった。表示の考え方は?
    答えを見る

    売上の控除項目として純額表示にする

  2. 仕入返品10・仕入割戻5。仕入500の表示上の金額は?
    答えを見る

    485(=500−10−5)

  3. 仕入割引はどこで処理する?
    答えを見る

    営業外収益(金融的性格)

  4. 売上割引はどこで処理する?
    答えを見る

    営業外費用(金融的性格)

  5. 参考リンク
    開く

    売上返品・割戻仕入返品・割戻仕入割引売上割引

セットL(引当金:返品調整・退職給付)

  1. 期末、返品見込12。設定仕訳は?
    答えを見る

    返品調整引当金繰入12 / 返品調整引当金12

  2. 実際の返品10。処理は?(売上側)
    答えを見る

    返品調整引当金10 / 売上10

  3. 当期の退職給付見積80。設定仕訳は?
    答えを見る

    退職給付費用80 / 退職給付引当金80

  4. 見積過大が判明し、5取崩。仕訳は?
    答えを見る

    退職給付引当金5 / 退職給付引当金戻入5

  5. 参考リンク
    開く

    返品調整引当金退職給付引当金

セットM(減損損失:兆候と処理)

  1. 減損損失の発生要因は?(端的に)
    答えを見る

    回収可能価額が帳簿価額を下回るとき

  2. 減損認識仕訳(建物300の減額)は?
    答えを見る

    減損損失300 / 建物300

  3. 減価償却との違いは?
    解説を見る

    減価償却=期間配分、減損=価値の急減に着目。性質が異なる。

  4. 売却時の仕訳(簿価550を500で売却)
    答えを見る

    当座預金500, 固定資産売却損50 / 建物550

  5. 参考リンク
    開く

    減損損失

セットN(剰余金の配当・処分)

  1. 配当金150、利益準備金50を積立。決議時の仕訳は?
    答えを見る

    繰越利益剰余金200 / 利益準備金50, 配当金150

  2. 配当金支払時の仕訳は?
    答えを見る

    未払配当金150 / 当座預金150

  3. 利益準備金の原則的積立額は?
    答えを見る

    配当金の1/10(一定の上限あり)

  4. 純資産のどの区分が変動する?
    答えを見る

    株主資本の内訳が変動

  5. 参考リンク
    開く

    剰余金の配当・処分