学習ガイド:最短ルートで掴む地図
3分で全体像を俯瞰し、何から取り組むかを決めていきましょう。章ごとに「使い所」を示し、演習へ自然に移れる導線を用意しています。
章立て
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商品売買と売上原価
- 到達目標: 期首・仕入・期末から売上原価を素早く算定できる
- 演習: ミニ問題A(売上原価の型) → ドリル(売上・売上原価)
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金融商品 I:手形
- 到達目標: 裏書・割引・不渡の仕訳と影響を説明できる
- 演習: ミニ問題B(手形)
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金融商品 II:有価証券
- 到達目標: 売買目的/満期保有の評価と開示の基本を押さえる
- 演習: ミニ問題C(有価証券) → ドリル(有価証券・手形)
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引当金
- 到達目標: 貸倒・賞与・製品保証の設定/戻入の型を説明できる
- 演習: ミニ問題D(引当金)
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固定資産
- 到達目標: 取得・減価償却・除売却と資本的/収益的支出の区分
- 演習: ミニ問題E(固定資産:月割) → ドリル(固定資産・引当金)
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社債・株式の基礎
- 到達目標: 発行・利息・償却原価法(定額法)の初歩を理解
- 演習: ミニ問題F(社債・株式:基本)
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消費税
- 到達目標: 税抜/税込と課非判定、期末整理の一連の流れ
- 演習: ミニ問題G(消費税:税抜方式)
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決算整理と財務諸表
- 到達目標: 試算表→P/L・B/S 表示までのつながりを説明
- 演習: 帳票読取(試算表)
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収益認識(契約資産・契約負債)
- 到達目標: 契約資産・契約負債の意味と仕訳の流れを説明できる
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銀行勘定調整表
- 到達目標: 未達項目の整理と帳簿訂正の要否を判断できる
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本支店会計
- 到達目標: 本店勘定/支店勘定の照合と決算整理の流れを説明できる
- 演習: ドリル(本支店会計)
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精算表(決算整理→PL/BS)
- 到達目標: 試算表から精算表を経てPL/BSへのつながりを説明できる
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在庫計算法(移動平均・先入先出)
- 到達目標: 移動平均法と先入先出法の計算過程を説明できる
- 演習: ミニ問題J(在庫計算法)
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リース会計(借手)
- 到達目標: 使用権資産・リース負債の初期認識と期中処理を説明できる
- 演習: ミニ問題H(リース会計:借手)
全体像
商業簿記の柱は「売上・仕入・売上原価」「金融商品(手形・有価証券)」「引当金」「固定資産・減価償却」「決算整理」です。章立ては3級の延長線上にあり、量と深さが増します。
学ぶ順番
- 頻出仕訳の型(売上・売上原価)
- 金融商品(売買目的有価証券・手形)
- 引当金(貸倒・賞与・製品保証 等)
- 固定資産と評価替え
- 決算整理・財務諸表
到達目標
- 仕訳→集計→表示までを一貫して説明できる
- 頻出表(試算表・損益計算書)を素早く読み解く
- 用語の定義+「使い所」を具体例で言える