異常仕損 — 製造原価に含めない損耗
事故・故障など異常要因による損耗を異常仕損(異常減損)といいます。異常仕損費・異常減損費の処理は1級の範囲です。2級では正常仕損を度外視法で処理するところまでを学びます。
基本情報
| 分類 | 事故・故障など異常要因による損耗の区分(正常仕損とは別の区分) |
|---|---|
| 何を表すか | 通常の操業では発生しない、想定外の要因による仕損・減損 |
| 計算式(求め方) | 該当なし(2級では処理の計算方法を扱いません) |
| 使う場面 | 正常仕損(度外視法で良品に負担)と区別して、級区分を判定する場面 |
| 試験での問われ方 | 2級では異常仕損の処理は出題されません。正常仕損(度外視法)との区別だけ押さえます |
計算式・具体例
正常仕損か異常仕損かを判定し、2級で学ぶ正しい扱い(正常仕損は度外視法)につなげる場面です。異常仕損の仕訳・按分計算はここには載せません。
| 判定するもの | 判定の目印 | 具体例 |
|---|---|---|
| 正常仕損(2級) | 工程上不可避(標準的に発生する範囲) | 度外視法で良品(完成品・月末仕掛品)の原価に含める |
| 異常仕損(処理は1級) | 事故・故障など想定外の要因 | 処理方法(当期損益への計上等)は1級で学ぶ |
異常仕損費・異常減損費を当期の損失として処理する方法は1級で学びます。2級では、正常仕損は良品の原価に含める(度外視法)ところまでを扱います。
混同しやすい語との違い
- 仕損・減損と度外視法との違い:正常=原価に負担させる(2級)、異常=原価に含めない(処理は1級)という級区分の違いです。
- 手直し(再加工)費用の扱いとの違い:補修すれば合格品にできる正常な手直しはrework、補修不能で原価に含めない損耗は本語です。
試験でのよく問われ方
- 正常仕損(度外視法)と異常仕損(処理は1級)を区別させ、2級で計算するのはどちらかを判定させる出題。
- 事故・故障など想定外の要因による損耗は異常仕損と判定させ、処理の計算までは求めない出題。
ミニ演習(2問・即時採点)
Q1. 異常仕損費・異常減損費の処理は、2級・1級のどちらの範囲ですか?(答えを見る)
1級の範囲です。2級では正常仕損を度外視法で処理するところまでを学びます。
Q2. 工程上不可避で、標準的に発生する範囲の損耗を何と呼びますか?(答えを見る)
正常仕損(正常減損)です。2級では度外視法で良品の原価に含めます。
関連
- 関連する用語:仕損・減損と度外視法/手直し(再加工)費用の扱い
- 2級の範囲で学ぶ:総合原価計算(等級別・組別・工程別)