連産品と副産物
同一工程から分岐点で必然的に複数の製品が生まれるとき、それらを連産品といいます。連産品の計算と、副産物(主産物に伴って生まれる価値の低い物品)の処理・評価は1級の範囲です。
基本情報
| 分類 | 分岐点で複数の製品が生まれる場合の用語(連産品・副産物・主産物の区別) |
|---|---|
| 何を表すか | 連産品=分岐点まで同一工程で処理され、そこから複数の製品に分かれるもの。副産物=主産物の製造に伴って生まれる価値の低い物品 |
| 計算式(求め方) | 該当なし(連産品の共通原価の按分計算・副産物の評価計算は1級の範囲です) |
| 使う場面 | 分岐点をもつ工程で、生成物が連産品・副産物・主産物のどれに当たるかを判定する場面 |
| 試験での問われ方 | 2級では連産品・副産物の按分計算・評価計算は出題されません。連産品・副産物・主産物の用語の意味を判定する出題にとどまります |
計算式・具体例
連産品・副産物・主産物のどれに当たるかを判定する場面です。処理と評価・計算は1級の範囲のため、按分計算やNRVの数値例はここには載せません。
| 判定するもの | 判定の目印 | 具体例 |
|---|---|---|
| 連産品 | 分岐点まで同一工程で処理され、そこから必然的に複数の製品に分かれる | 原油からガソリン・灯油が同時に生まれる(分岐点までの加工コストは共通) |
| 副産物 | 主産物の製造に伴って生まれる、価値の低い物品 | 木材加工で生じるおがくず、食品加工で生じる端材 |
分岐点までの共通原価をどう按分するか(連産品の計算)や、副産物の評価額をどう見積もるかは1級の範囲です。2級では、どの生成物が連産品・副産物・主産物にあたるかを見分けるところまでを学びます。
混同しやすい語との違い
- 組別原価計算 — 同種製品を一組でまとめるとの違い:group-costingは種類の違う製品を最初から分けて計算する2級の技法、連産品は分岐点まで分けずに計算し、そこから先の按分は1級の範囲です。
- 総合原価計算の型(単純/工程別/組別/等級別)との違い:単純・工程別・組別・等級別は2級で計算する型、連産品・副産物はその先に生じる1級論点です。
試験でのよく問われ方
- 2級では連産品・副産物の按分・評価の計算は出題されません。分岐点で複数の製品が生まれる(連産品)、主産物に伴い生まれる価値の低い物品(副産物)という用語の意味だけを問う出題にとどまります。
- 主産物と副産物の判定(どちらが主でどちらが従か)を、価値の大小から見分けさせる出題。
ミニ演習(2問・即時採点)
Q1. 連産品の分岐点までにかかった共通原価を、各製品へ配分する計算はどの級の範囲ですか?(答えを見る)
1級の範囲です。2級では連産品・副産物・主産物の用語の意味を押さえます。
Q2. 主産物の製造に伴って生まれる、価値の低い物品を何と呼びますか?(答えを見る)
副産物です。主産物の製造に伴って生まれる価値の低い物品を副産物と呼びます。
関連
- 関連する用語:組別原価計算 — 同種製品を一組でまとめる/総合原価計算の型(単純/工程別/組別/等級別)
- 2級の範囲で学ぶ:総合原価計算(等級別・組別・工程別)