この問題で先に確定するもの
第4セットも、決算整理後残高試算表を完成させる問題です。先に確定したいのは、棚卸による売上原価、差額補充で出す貸倒引当金、期間配分で決まる減価償却・未払利息・前払保険料、そして消費税精算額です。ここを先に押さえると、残高の増減方向を迷わず入力できます。
解く順番
まず期首商品 、仕入 、期末商品 から確定仕入高 を求めます。次に売掛金 の 2% で必要な貸倒引当金 を出し、既存との差額 を繰り入れます。そのあとで備品の減価償却 、借入金の未払利息 、前払保険料から当期分 の振替、現金差額 の修正、最後に未払消費税 の振替まで進めると整理しやすくなります。
正解の根拠
棚卸では期末商品 を費用から除いて繰越商品に残すため、確定仕入高は になります。貸倒引当金は必要残高 から既存残高を差し引いた差額 だけを追加計上します。備品 1,260,000円は耐用年数 7年で 、借入金 1,100,000円 × 3% の年額 のうち は処理済みなので を未払利息に回します。前払保険料は将来分を資産に残すので、から当期分 を費用へ振り替えた残り が整理後残高です。消費税は仮受 から仮払 を差し引いた が未払消費税になります。
よくある誤り
前払保険料は、当期分を費用化したあとに残る将来分だけが資産として残る点を逆にしやすい論点です。未払利息も、年額 をそのまま追加したり、記帳済み を引き忘れたりしやすくなります。貸倒引当金や消費税精算も、必要額全体ではなく差額だけを計上する場面と整理後残高を入れる場面を混同しないことが大切です。
最後の検算
前払保険料が 、未払利息が 、未払消費税が になっているかを見直し、仮受消費税と仮払消費税が消えていることを確認します。最後に借方合計と貸方合計が一致すれば、費用・資産・負債の向きを正しく処理できています。
3行検算
1. 前払保険料 、未払利息 、未払消費税 の3つをまず確認します。
2. 貸倒引当金繰入 と減価償却費 が費用側へ反映されているか見直します。
3. 仮受消費税・仮払消費税が消え、借方合計と貸方合計が一致すれば締めです。