この問題で先に確定するもの
第6セットは決算整理後残高試算表なので、差額処理と期間配分を先に固めると解きやすくなります。特に現金差額、棚卸、貸倒引当金、減価償却、未払利息、法人税等を順に確定させると、最後の当期純利益まで一貫して追えます。
解く順番
まず実際有高との差額 2,000円を雑損失で処理し、現金残高を修正します。次に棚卸 260,000円から 280,000円への変化を反映して売上原価 2,220,000円を確定し、売掛金 420,000円の 2% で必要な貸倒引当金 8,400円を求めて差額 4,400円を繰り入れます。そのあと建物の減価償却 100,000円、未払利息 8,000円、法人税等 160,000円を順に反映すると、当期純利益 395,600円までスムーズにつながります。
正解の根拠
棚卸では、期末商品が期首商品より増えているため、その増加分が費用を押し下げる方向に働きます。貸倒引当金は必要残高 8,400円から既存 4,000円を引いた 4,400円だけを追加します。建物 2,400,000円を耐用年数 24年で償却すると 100,000円となり、累計額は 820,000円です。未払利息 8,000円と法人税等 160,000円まで反映した結果、税引後の当期純利益が 395,600円となり、整理後残高試算表の貸借合計は 7,690,400円で一致します。
よくある誤り
現金差額を雑損失ではなく現金そのものにだけ反映して終えてしまうと、費用側が不足します。棚卸は期末商品が増えると売上原価が減る方向になるため、期末商品を足し引き逆にしやすい論点です。貸倒引当金も差額補充法を忘れて必要額全体を書きやすく、法人税等の計上前に純利益を確定してしまうミスも起こりがちです。
最後の検算
最後は、雑損失 2,000円、貸倒引当金の差額 4,400円、減価償却 100,000円、未払利息 8,000円、法人税等 160,000円がそれぞれ反映されているかを確認します。そのうえで、当期純利益 395,600円と貸借合計 7,690,400円が一致していれば、整理の流れは正しくつながっています。
3行検算
1. 雑損失 2,000 円、売上原価 2,220,000 円、貸倒引当金繰入 4,400 円を先に確認します。
2. 減価償却費 100,000 円、未払利息 8,000 円、法人税等 160,000 円が整理後残高へ反映されているか見ます。
3. 当期純利益 395,600 円と貸借合計 7,690,400 円が一致すれば検算完了です。