前受金

前受金とは、商品を渡す前に代金の一部または全部を先に受け取ったときに使う負債の勘定科目です。商品を引き渡した時点で、前受金という負債が減り、売上に振り替わります。

基本情報

前受金の分類と使いどころ
分類負債(貸借対照表)
増えるとき貸方(商品を渡す前に代金を受け取ったとき)
減るとき借方(商品を引き渡し、売上へ振り替えたとき)
代表的な相手科目売上普通預金 など
試験での問われ方受取時・引渡時の仕訳、前受収益との使い分け

仕訳例

商品の予約金を受け取った場面と、商品を引き渡して売上に振り替えた場面です。

仕訳の例(前受金)5列
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
5/3普通預金15,000前受金15,000
5/18前受金15,000売上15,000

表の読み方:代金を受け取った時点(5/3)は前受金が貸方で増加し、商品を引き渡した時点(5/18)は前受金が借方で減少して売上に振り替わります。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 商品の予約金として15,000円を普通預金口座で受け取った。貸方の科目は?(答えを見る)

商品を渡す前に代金を受け取ったので、前受金(負債)が貸方で増加します。借方は普通預金です。

Q2. 予約を受けていた商品を引き渡した。借方の科目は?(答えを見る)

商品を引き渡した時点で、前受金(負債)を借方で減らし、貸方に売上を計上します。

Q3. 家賃1年分を先に受け取った場合に使う科目は?(答えを見る)

前受金は商品の手付金に使う科目です。家賃や利息のように時間の経過で計算するものは前受収益(経過勘定)を使い、その処理は3級で学びます。