負債

負債とは、買掛金や借入金のように、会社が将来、現金などで支払う義務を表す勘定科目の仲間です。貸借対照表(B/S)に載る区分の1つで、増えたときは貸方、減ったときは借方に記入します。

基本情報

負債の分類と使いどころ
分類負債(貸借対照表)
増えるとき貸方(商品を掛けで仕入れた、現金を借り入れた など)
減るとき借方(買掛金の支払、借入金の返済 など)
代表的な相手科目費用科目(仕入など)・資産科目(現金・普通預金など)
試験での問われ方負債に分類される科目の組み合わせを選ぶ、負債が増減したときの記入側(借方・貸方)を選ぶ

仕訳例

商品を掛けで仕入れて負債が生じる場面と、その買掛金を支払って負債が減る場面です。

仕訳の例(負債)5列
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
5/6仕入40,000買掛金40,000
5/28買掛金40,000普通預金40,000

1行目は仕入という費用が増え、その代金を後払いにする約束=買掛金という負債が増えた取引です。2行目は約束どおり支払い、買掛金という負債が減った取引です。負債は「増えるとき貸方、減るとき借方」と、資産や費用とは逆側で覚えましょう。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 負債が増加するときの仕訳はどちらですか?(答えを見る)

先に区分を負債だと判定したら、次に増減方向を見ます。負債は貸方で増加、借方で減少です。借入金や買掛金のように、将来支払う義務が増えるなら貸方だと考えると整理しやすくなります。

Q2. 次のうち負債はどれですか?(答えを見る)

まず「将来支払う義務か」を見ます。買掛金は後で代金を払う義務なので負債です。売上は収益、備品は資産なので、義務か権利か、残る価値かを先に切り分けることが大切です。

Q3. 銀行からの借入金は、5要素のうちどの区分に入りますか?(答えを見る)

借入金は、あとで銀行に返済する義務なので負債です。資産は「持っている・受け取る権利」、純資産は「持ち主の取り分」で、どちらとも役割が異なります。「あとで払う約束があるか」を先に確認すると負債だと判断しやすくなります。