売上

商品の販売等による収益貸方で増加

仕訳例

仕訳の例(売上)5列
現金売上と掛け売上の典型例。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
5/9 現金 88,000 売上 88,000
5/12 売掛金 120,000 売上 120,000

仕訳例の読み方(会話)

学習者:「売上」の表はどう見ればよいですか?

先生:「売上」は収益なので、増えるときは貸方です。現金売上なら借方は「現金」、掛け売上なら借方は「売掛金」になります。

学習者:表の読み取りの順番は?

先生:まず売上(収益)が貸方で増えることを確定し、受け取り方(現金か掛けか)で借方科目を決めると素早く判断できます。

学習の使い所

「売上」は商品の販売等による収益。貸方で増加。このページでは定義と取引例を合わせて確認し、理解を段階的に整理していきましょう。

試験対策では「売上」が仕訳に現れたときの借方・貸方の動きや関連勘定を瞬時に判断できるよう、練習問題で反復しておきます。

実務では「売上」の増減を日次で記録し、根拠資料と元帳の照合を怠らないことが内部統制の第一歩です。

関連:仕入現金売上(パターン)

ミニ問題(売上)

選択肢から答えを選びましょう。正答と解説は「▼」を押すまで表示しません。

Q1. 掛けで販売したときの貸方は?

  • A. 売上
  • B. 売掛金
  • C. 現金
▼ 正答と解説を表示

正解:A(売上)

収益(売上)の増加が貸方、売掛金(資産)の増加が借方です。

Q2. 売上戻りの処理はどれですか?

  • A. 売上の減少
  • B. 売上割引の増加
  • C. 仕入の増加
▼ 正答と解説を表示

正解:A(売上の減少)

返品等は売上高の減少として処理します。

Q3. 現金割引で早期回収した場合、通常の処理は?

  • A. 売上割引の計上
  • B. 仕入割引の計上
  • C. 現金過不足の計上
▼ 正答と解説を表示

正解:A(売上割引の計上)

販売側は売上割引(収益の減少)で処理します(→ ../sales-discount/index.html)。

対応する演習