減価償却費

減価償却費は、固定資産の価値の減少分を当期の費用として計上する科目です。簿記初級では、1年分の見積額を12等分し、毎月計上します。借方に減価償却費、貸方に減価償却累計額を記入します。

基本情報

減価償却費の分類と使いどころ
分類費用(損益計算書)
増えるとき借方(毎月、固定資産の価値の減少分を計上したとき)
減るとき貸方(計上の取消など、まれなケース)
代表的な相手科目減価償却累計額
試験での問われ方毎月の減価償却費を計上する仕訳で、貸方に減価償却累計額を記入できるかを問う(第2問)

仕訳例

備品の減価償却費を、毎月計上する場面です。

仕訳の例(減価償却費)5列
1年分48,000円の見積額を12等分し、毎月4,000円ずつ計上する例。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
5/31 減価償却費 4,000 減価償却累計額 4,000
6/30 減価償却費 4,000 減価償却累計額 4,000

毎月同じ金額を、借方に減価償却費、貸方に減価償却累計額として計上します。固定資産の帳簿そのものを直接減らさず、累計額を別に積み上げていく点がポイントです。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 減価償却費の性質は?(答えを見る)

先に見るのは「取得時の支出か、期末に当期分を費用化する処理か」です。減価償却費は固定資産を買った時の勘定ではなく、取得原価を使用期間に配分して当期分だけ費用にする科目です。備品や車両そのものとは役割が異なります。

Q2. 毎月の減価償却費を計上するときの貸方科目は?(答えを見る)

簿記初級では、固定資産の帳簿価額を直接減らさず、減価償却累計額を使って間接的に管理します(間接法)。取得時の仕訳と、毎月の償却仕訳を分けて考えることが大切です。

Q3. 1年分の減価償却費の見積額は、どのように計上しますか?(答えを見る)

簿記初級では、1年分の見積額を12等分し、毎月継続して計上する処理を扱います。1回だけまとめて計上する方法ではありません。