電子記録債務

電子記録債務とは、買掛金などの債務を、銀行などの電子記録機関のシステムに記録して管理する負債です。取引先について発生記録の通知を受けると、買掛金が電子記録債務に振り替わります。期日が来て当座預金などから引き落とされると、電子記録債務は減少します。

基本情報

電子記録債務の分類と使いどころ
分類負債(貸借対照表)
増えるとき貸方(買掛金などについて発生記録の通知を受けたとき)
減るとき借方(期日に当座預金などから引き落とされ決済されたとき)
代表的な相手科目買掛金当座預金
試験での問われ方発生記録時・決済時の借方・貸方の判定、負債としての分類

仕訳例

買掛金について電子記録債務の発生記録を受け、期日に当座預金で決済された例です。

仕訳の例(電子記録債務)5列
発生記録時→決済時の順。買掛金が電子記録債務に振り替わり、期日に決済されます。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
6/15 買掛金 70,000 電子記録債務 70,000
7/15 電子記録債務 70,000 当座預金 70,000

表の読み方:発生記録の通知を受けると、買掛金(負債)が電子記録債務(負債)に振り替わります。総額は変わらず、科目だけが変わる点がポイントです。期日に決済されると、電子記録債務が借方で減少し、当座預金などが貸方で減少します。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 買掛金70,000円について、取引銀行から電子記録債務の発生記録の通知を受けた。増加する負債科目はどれですか?(答えを見る)

買掛金(負債)が電子記録債務(負債)に振り替わるため、電子記録債務が増加します。

Q2. 電子記録債務90,000円が決済され、当座預金口座から引き落とされた。借方の科目はどれですか?(答えを見る)

決済により電子記録債務(負債)が借方で減少し、当座預金(資産)が貸方で減少します。

Q3. 電子記録債務の分類として正しいものはどれですか?(答えを見る)

電子記録債務は、買掛金などの債務が形を変えた負債です。