電子記録債権

電子記録債権とは、売掛金などの債権を、銀行などの電子記録機関のシステムに記録して管理する資産です。取引先について発生記録の通知を受けると、売掛金が電子記録債権に振り替わります。期日が来て当座預金などに入金されると、電子記録債権は減少します。

基本情報

電子記録債権の分類と使いどころ
分類資産(貸借対照表)
増えるとき借方(売掛金などについて発生記録の通知を受けたとき)
減るとき貸方(期日に当座預金などへ入金され決済されたとき)
代表的な相手科目売掛金当座預金
試験での問われ方発生記録時・決済時の借方・貸方の判定、資産としての分類

仕訳例

売掛金について電子記録債権の発生記録を受け、期日に当座預金で決済された例です。

仕訳の例(電子記録債権)5列
発生記録時→決済時の順。売掛金が電子記録債権に振り替わり、期日に決済されます。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
6/10 電子記録債権 60,000 売掛金 60,000
7/10 当座預金 60,000 電子記録債権 60,000

表の読み方:発生記録の通知を受けると、売掛金(資産)が電子記録債権(資産)に振り替わります。総額は変わらず、科目だけが変わる点がポイントです。期日に決済されると、電子記録債権が貸方で減少し、当座預金などが借方で増加します。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 売掛金80,000円について、取引銀行から電子記録債権の発生記録の通知を受けた。増加する資産科目はどれですか?(答えを見る)

売掛金(資産)が電子記録債権(資産)に振り替わるため、電子記録債権が増加します。

Q2. 電子記録債権60,000円が決済され、当座預金口座に入金された。貸方の科目はどれですか?(答えを見る)

決済により電子記録債権(資産)が貸方で減少し、当座預金(資産)が借方で増加します。

Q3. 電子記録債権の分類として正しいものはどれですか?(答えを見る)

電子記録債権は、売掛金などの債権が形を変えた資産です。