固定資産売却損
固定資産売却損とは、土地を帳簿価額より低い価額で売却したときに生じる費用です。帳簿価額と売却価額の差額を借方に計上し、簿記初級で売却損益を扱うのは土地だけです。代金を後日受け取る場合は、当座預金の代わりに未収入金を使います。
基本情報
| 分類 | 費用(損益計算書) |
|---|---|
| 増えるとき | 借方(土地の売却価額が帳簿価額を下回ったとき) |
| 減るとき | (通常は発生しません) |
| 代表的な相手科目 | 土地・当座預金・未収入金 |
| 試験での問われ方 | 帳簿価額と売却価額の差額の算定、借方への計上、土地以外は対象外であること |
仕訳例
帳簿価額900,000円の土地を820,000円で売却し、代金は当座預金口座に入金された例です。
| 日付 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
|---|---|---|---|---|
| 6/22 | 当座預金 | 820,000 | 土地 | 900,000 |
| 固定資産売却損 | 80,000 |
表の読み方:帳簿価額900,000円と売却価額820,000円の差額80,000円を、固定資産売却損として借方に計上します。貸方の土地は、帳簿価額の全額を減少させます。代金を後日受け取ることにした場合は、当座預金の代わりに未収入金を借方に使います。
混同しやすい語との違い
試験でのよく問われ方
- 帳簿価額と売却価額のどちらが大きいかを確認し、差額を借方に計上できるかを問う出題。
- 代金を後日受け取る場合に、未収入金で処理できるかを問う出題。
- 簿記初級で売却損益の対象になるのは土地だけであることを問う出題。
ミニ演習(3問・即時採点)
Q1. 帳簿価額900,000円の土地を820,000円で売却し、代金は当座預金口座に入金された。借方に計上する費用科目はどれですか?(答えを見る)
売却価額820,000円が帳簿価額900,000円を下回るため、差額80,000円を固定資産売却損として借方に計上します。
Q2. 土地を帳簿価額より低く売却し、代金は後日受け取ることにした。増加する資産科目はどれですか?(答えを見る)
土地の売却代金は商品の売買ではないため、売掛金ではなく未収入金で処理します。
Q3. 固定資産売却損の分類として正しいものはどれですか?(答えを見る)
固定資産売却損は、土地の売却価額が帳簿価額を下回ったときに生じる費用です。
関連
- ガイドで学ぶ:固定資産・資本金・税金
- 関連する用語:固定資産売却益/雑損失
- 解いて定着:第2問(仕訳)ドリル