雑損失

雑損失とは、本業の費用とは言えない、少額で付随的な損失です。増えたときは借方に記入し、他の費用科目に当てはまらないものをここでまとめます。

基本情報

雑損失の分類と使いどころ
分類費用(損益計算書)
増えるとき借方(本業以外の少額の損失が生じたとき)
減るとき貸方(計上の取消など、まれなケース)
代表的な相手科目現金・普通預金
試験での問われ方本業の費用とは言えない少額の支出を、雑損失として見分ける(第1問・第2問)

仕訳例

配送中に得意先の荷物を破損させた弁償金と、取引先の備品を破損させた弁償金を支払った場面です。

仕訳の例(雑損失)5列
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
5/9雑損失500現金500
5/22雑損失1,000普通預金1,000

どちらも、本業とは関係のない付随的な損失が借方で増え、支払手段(現金・普通預金)という資産が貸方で減ります。仕入や給料のように内容がはっきり決まった費用科目に当てはまらない、少額な支出をまとめて雑損失で処理します。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 雑損失の典型例は?(答えを見る)

本業と関係のない少額の損害賠償金の支払いのように、営業の中心ではない付随的な支出が雑損失の典型例です。商品の仕入代金は仕入、従業員への給料は給料で、どちらも雑損失とは別です。

Q2. 雑損失として処理する条件はどれですか?(答えを見る)

本業の費用科目に当てはまらない、少額で付随的な損失であることが条件です。毎月発生する家賃の支払いや、仕入先への掛け代金の支払いは、通常の費用科目(地代家賃・買掛金など)で処理します。

Q3. 配送中に得意先の荷物を破損させ、少額の弁償金を現金で支払った。借方科目は?(答えを見る)

本業の商品販売そのものではない付随的な支出なので、借方は雑損失です。貸方には支払った現金を記入します。