費用とは?
費用は、収益を得るために当期使ったコストを表す勘定です。代表例は仕入・給料・水道光熱費・消耗品費で、費用は借方で増える点を最初に押さえると仕訳が安定します。
20秒で要点
- 意味:当期の収益を得るために使ったコストです。
- 増える側:費用は借方で増え、貸方で減ります。
- 見分け方:将来も使える価値なら資産、当期に使い切った負担なら費用です。
代表例とルール
借方で増える理由
簿記では、費用が増えると利益を減らす方向に働きます。費用の発生を借方に置くことで、貸方に置く収益と分けて損益を集計できます。
たとえば文具を現金で買った場合、使ったコストである消耗品費を借方、減った現金を貸方に記入します。
資産・収益との違い
| 区分 | 見分け方 | 増える側 |
|---|---|---|
| 費用 | 当期に収益を得るために使ったコスト | 借方 |
| 資産 | 将来使える価値や回収できる権利 | 借方 |
| 収益 | 商品販売やサービス提供で得た成果 | 貸方 |
消耗品のように「買ったもの」でも、すぐ使うなら費用、まだ残っていて将来使うなら資産として考える場面があります。
学習の使い所
「費用」は当期の費用を表す科目です。いつ費用として処理するか、前払や未払との違いまで意識して読むと整理しやすくなります。
試験では「費用」が費用として借方で増えることを押さえ、当期の費用か前払・未払の調整が必要かを見分けることが大切です。相手勘定が現金・預金・未払金など何になるかまで確認すると解きやすくなります。
実務では「費用」が関連する帳簿や証憑と一致しているかを確認します。どの勘定と組み合わさる用語かまで押さえて点検すると、記帳ミスや振替漏れを見つけやすくなります。
仕訳例
ミニ問題(費用)
選択肢から答えを選びましょう。正答と解説は「▼」を押すまで表示しません。
Q1. 費用が増加するときの仕訳はどちらですか?
- A. 借方
- B. 貸方
▼ 正答と解説を表示
正解:A(借方)
先に区分を費用だと判定したら、次に増減方向を見ます。費用は借方で増加、貸方で減少です。地代家賃や消耗品費のように、当期の負担が増えるなら借方だと押さえると安定します。
Q2. 文具を現金で購入したときの勘定は通常どれですか?
- A. 消耗品費
- B. 売上原価
- C. 売掛金
▼ 正答と解説を表示
正解:A(消耗品費)
まず取引の中身が何の費用かを切ります。文具のように短期で消費するものなら、通常は消耗品費です。現金で払ったか預金で払ったかはその次で、先に費用科目を決めてから支払手段を考えるのが基本です。