費用とは?

費用とは、仕入・給料・水道光熱費・消耗品費のように、収益を得るために当期使ったコストを表す勘定科目の仲間です。損益計算書(P/L)に載る区分の1つで、増えたときは借方、減ったときは貸方に記入します。

基本情報

費用の分類と使いどころ
分類費用(損益計算書)
増えるとき借方(仕入・給料・水道光熱費・消耗品費の発生 など)
減るとき貸方(仕入の返品など、まれなケース)
代表的な相手科目資産科目(現金・普通預金など)・負債科目(買掛金など)
試験での問われ方費用に分類される科目を選ぶ、費用が増えたときの記入側(借方)を選ぶ

仕訳例

文具を現金で購入して費用が生じる場面です。

仕訳の例(費用)5列
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
5/10消耗品費2,300現金2,300
5/25給料180,000普通預金180,000

文具を買って支払うと、使ったコストである消耗品費という費用が借方で増え、支払った現金という資産が貸方で減ります。従業員へ給料を普通預金から支払ったときも、給料という費用が借方で増える同じ形です。費用が増えると利益を減らす方向に働くため、収益とは逆の借方に置く、と覚えておきましょう。

混同しやすい語との違い

区分見分け方増える側
費用当期に収益を得るために使ったコスト借方
資産将来使える価値や回収できる権利借方
収益商品販売やサービス提供で得た成果貸方

消耗品のように「買ったもの」でも、すぐ使うなら費用、まだ残っていて将来使うなら資産として考える場面があります。備品(資産)と消耗品費(費用)の見分け方は、それぞれの用語ページでも確認できます。

試験でのよく問われ方

ミニ演習(2問・即時採点)

Q1. 費用が増加するときの仕訳はどちらですか?(答えを見る)

先に区分を費用だと判定したら、次に増減方向を見ます。費用は借方で増加、貸方で減少です。地代家賃や消耗品費のように、当期の負担が増えるなら借方だと押さえると安定します。

Q2. 文具を現金で購入したときの勘定は通常どれですか?(答えを見る)

まず取引の中身が何の費用かを切ります。文具のように短期で消費するものなら、通常は消耗品費です。現金で払ったか預金で払ったかはその次で、先に費用科目を決めてから支払手段を考えるのが基本です。