仮払消費税

仮払消費税は、仕入や経費の支払時に、本体価格とは別に支払った消費税を示す資産の科目です。簿記初級では、税抜方式で期中に計上するところまでを扱います。仮受消費税との精算は3級で学びます。

基本情報

仮払消費税の分類と使いどころ
分類資産(控除対象の消費税)
増えるとき借方(仕入や経費の支払時、税抜方式で消費税を計上したとき)
減るときこの単元では扱いません(仮受消費税との精算は3級で学びます)
代表的な相手科目仕入・現金・普通預金
試験での問われ方税抜方式で、本体価格と消費税額を分けて仕訳できるかを問う(第2問)

仕訳例

商品を仕入れ、税抜方式で消費税を分けて計上した場面です。

仕訳の例(仮払消費税)5列
本体価格22,000円、消費税2,200円を税抜方式で分けて計上する例。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
5/8仕入22,000現金24,200
仮払消費税2,200

本体価格(仕入22,000円)と消費税(仮払消費税2,200円)を分けて計上するのが税抜方式です。仮払消費税は資産として扱い、仮受消費税との精算は3級で学びます。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 「仮払消費税」の性質はどれですか?(答えを見る)

先に見るのは「自社が最終負担する費用か、あとで差し引ける税額か」です。仮払消費税は、仕入時にいったん立て替えている税額なので資産として扱います。仕入そのものと一体に見えやすいですが、税抜方式では本体価格と税額を分けて考えるのが基本です。

Q2. 仕入時に支払った消費税を、税抜方式で処理するときの科目は?(答えを見る)

税抜方式では、本体価格(仕入)と消費税額(仮払消費税)を分けて計上します。本体価格に含めるのは税込方式の処理です。

Q3. 仮払消費税と仮受消費税を相殺して納付額を求める処理は、どの学習段階で扱いますか?(答えを見る)

簿記初級では仮払消費税・仮受消費税を計上するところまでを学びます。両者を相殺して納付額を求める処理は3級で学びます。