資産

資産とは、現金・売掛金・備品のように、会社が持っていて将来お金になる、または使える価値をもつものを表す勘定科目の仲間です。貸借対照表(B/S)に載る区分の1つで、増えたときは借方、減ったときは貸方に記入します。

基本情報

資産の分類と使いどころ
分類資産(貸借対照表)
増えるとき借方(現金の受取、売掛金の発生、備品の購入 など)
減るとき貸方(現金の支払、売掛金の回収、備品の売却 など)
代表的な相手科目収益科目(売上など)・負債科目(買掛金など)・費用科目(消耗品費など)
試験での問われ方資産に分類される科目の組み合わせを選ぶ、資産が増減したときの記入側(借方・貸方)を選ぶ

仕訳例

備品を購入して資産の中身が入れ替わる場面と、売掛金を回収して資産の中身が入れ替わる場面です。

仕訳の例(資産)5列
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
5/8備品50,000現金50,000
5/20現金100,000売掛金100,000

1行目は現金という資産が減り、備品という資産が増えた取引です。2行目は売掛金という資産が減り、現金という資産が増えた取引です。どちらも動いたのは資産どうしですが、「増えた側が借方、減った側が貸方」という判定順は変わりません。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 資産に含まれるものの組合せはどれですか?(答えを見る)

先に見るのは「将来お金になるか、使える価値が残っているか」です。現金・預金・売掛金・備品のように将来の便益をもたらすものは資産に入ります。売上や仕入は期間の損益、資本金は純資産なので、まず区分を切ってから判断するのが基本です。

Q2. 資産は仕訳上、増加時にどちらへ記入しますか?(答えを見る)

区分を資産だと判定したら、次に増減方向を見ます。資産は借方で増加、貸方で減少です。借方を先に覚えるのではなく、「資産だから借方で増える」と区分とセットで押さえると安定します。

Q3. 次のうち資産ではないものはどれですか?(答えを見る)

売上は将来の便益そのものではなく、当期の収益です。現金や普通預金は残高として残る資産ですが、売上は損益計算書側の項目です。残るものか、その期の成果かを先に分けると区分問題で迷いにくくなります。