仮受消費税

仮受消費税は、売上時に、本体価格とは別に受け取った消費税を示す負債の科目です。簿記初級では、税抜方式で期中に計上するところまでを扱います。仮払消費税との精算は3級で学びます。

基本情報

仮受消費税の分類と使いどころ
分類負債(預かった消費税)
増えるとき貸方(売上時、税抜方式で消費税を計上したとき)
減るときこの単元では扱いません(仮払消費税との精算は3級で学びます)
代表的な相手科目売上・現金・売掛金
試験での問われ方税抜方式で、本体価格と消費税額を分けて仕訳できるかを問う(第2問)

仕訳例

商品を売り上げ、税抜方式で消費税を分けて計上した場面です。

仕訳の例(仮受消費税)5列
本体価格40,000円、消費税4,000円を税抜方式で分けて計上する例。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
5/15売掛金44,000売上40,000
仮受消費税4,000

受け取った代金のうち、本体価格(売上40,000円)と消費税(仮受消費税4,000円)を分けて計上するのが税抜方式です。仮受消費税は負債として扱い、仮払消費税との精算は3級で学びます。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 「仮受消費税」の性質はどれですか?(答えを見る)

先に見るのは「売上代金のうち、自社の本体価格か、あとで納付する消費税か」です。仮受消費税は販売時に取引先から預かっている性格が強いため、負債として処理します。売上そのものではなく、納付まで一時的に受けている税額だと分けて考えるのがポイントです。

Q2. 売上時に受け取った消費税を、税抜方式で処理するときの科目は?(答えを見る)

税抜方式では、本体価格(売上)と消費税額(仮受消費税)を分けて計上します。本体価格に含めるのは税込方式の処理です。

Q3. 仮受消費税と仮払消費税を相殺して納付額を求める処理は、どの学習段階で扱いますか?(答えを見る)

簿記初級では仮払消費税・仮受消費税を計上するところまでを学びます。両者を相殺して納付額を求める処理は3級で学びます。