現金過不足

帳簿残と実際残の差額を一時的に処理する科目。

処理

学習の使い所

「現金過不足」は帳簿残高と実際残高の差額を一時的に置く勘定です。原因判明前と判明後で処理が変わる点が要所です。

試験では「現金過不足」が一時的な差額勘定であり、原因判明時や決算時に雑損・雑益へ振り替える流れを押さえることが大切です。発生時と確定時の二段階で考えると整理しやすくなります。

実務では「現金過不足」が発生したら、その日の入出金記録と現金実査額を照合して原因を特定します。決算時には雑損・雑益へ振り替えるかどうかまで確認することが大切です。

関連:雑収入雑損失

ミニ問題(現金過不足)

選択肢から答えを選びましょう。正答と解説は「▼」を押すまで表示しません。

Q1. 現金過不足の発生理由として妥当なのは?

  • A. 数え違い・誤記・釣銭違いなど
  • B. 受取手形の満期決済
  • C. 減価償却費の計上
▼ 正答と解説を表示

正解:A(数え違い・誤記・釣銭違いなど)

先に見るのは「現金実査額と帳簿残高が一致しているか」です。数え違い、記帳漏れ、釣銭の渡し違いなどで差が出たときは、すぐ雑損失や雑収入にせず、まず現金過不足で一時処理します。原因が分かれば本来の勘定へ振り替える、という順で考えるのが基本です。

Q2. 期末まで原因不明の不足は、最終的にどこへ振り替えますか?(小額想定)

  • A. 雑損失
  • B. 雑収入
  • C. 仮払金
▼ 正答と解説を表示

正解:A(雑損失)

判定順は「原因が判明したか」を先に見ることです。期末まで原因不明なら、不足は最終的に雑損失、余剰は雑収入へ振り替えます。仮払金のような内容未確定の支払ではなく、現金勘定の差額を仮に受ける勘定だという違いを押さえると混同しにくくなります。

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