現金
手元の紙幣・硬貨。資産なので借方で増加。
仕訳例
| 日付 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
|---|---|---|---|---|
| 5/3 | 現金 | 88,000 | 売上 | 88,000 |
| 5/10 | 消耗品費 | 2,300 | 現金 | 2,300 |
| 5/18 | 普通預金 | 30,000 | 現金 | 30,000 |
仕訳例の読み方(会話)
学習者:「現金」の表はどのように読みますか?
先生:「現金」は資産なので、増えるときは借方、減るときは貸方です。上の表は、現金売上で増えるケースや、文具購入・預金預け入れで減る(または現金から預金へ移る)ケースを並べています。
学習者:相手科目の見分け方は?
先生:売上なら貸方は「売上」、購入なら貸方は「消耗品費」ではなく現金側が貸方、預け入れなら貸方が「普通預金」です。現金が増減する側から追うと迷いません。
学習の使い所
「現金」は手元の紙幣・硬貨。資産なので借方で増加。このページでは定義と取引例を合わせて確認し、理解を段階的に整理していきましょう。
試験対策では「現金」が仕訳に現れたときの借方・貸方の動きや関連勘定を瞬時に判断できるよう、練習問題で反復しておきます。
実務では「現金」の増減を日次で記録し、根拠資料と元帳の照合を怠らないことが内部統制の第一歩です。
ミニ問題(現金)
選択肢から答えを選びましょう。正答と解説は「▼」を押すまで表示しません。
Q1. 現金はどちらで増加しますか?
- A. 借方
- B. 貸方
▼ 正答と解説を表示
正解:A(借方)
現金(資産)は借方で増加、貸方で減少します。
Q2. 「現金過不足」は通常どの場面で使いますか?
- A. 実査と帳簿残の差異処理
- B. 売上の増加計上
- C. 減価償却の計上
▼ 正答と解説を表示
正解:A(実査と帳簿残の差異処理)
実際の現金残と帳簿残の差を一時的に受ける勘定です(→ ../cash-shortover/index.html)。
Q3. 普通預金へ預け入れた場合の現金勘定は?
- A. 減少
- B. 増加
▼ 正答と解説を表示
正解:A(減少)
現金が減少し、普通預金(資産)が増加します。
Q4. レジから文具を購入した場合の貸方は?
- A. 現金
- B. 消耗品費
- C. 売上
▼ 正答と解説を表示
正解:A(現金)
支払により現金が減少するため貸方に現金、借方に費用を記入します。