小口現金

小口現金とは、日々の少額の支払いのためにあらかじめ一定額を前渡ししておく資産の勘定科目です。公式の勘定科目表には載っていませんが、初級の演習問題での出題実績があるため、簡易な扱いを押さえておきます。報告時に費用を計上し、補給時に残高をもとの定額に戻します。

基本情報

小口現金の分類と使いどころ
分類資産(貸借対照表)。公式の勘定科目表には無いが出題実績がある科目
増えるとき借方(前渡し、補給 など)
減るとき貸方(少額の支払い、報告時の費用計上 など)
代表的な相手科目当座預金旅費交通費消耗品費 など
試験での問われ方定額資金前渡法の流れ(前渡し→報告→補給)、報告時・補給時の仕訳

仕訳例

当座預金から前渡しし、報告を受けて費用計上し、使った分だけ補給する3つの場面です。

仕訳の例(小口現金)5列
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
5/1小口現金10,000当座預金10,000
5/31旅費交通費6,000小口現金6,000
5/31小口現金6,000当座預金6,000

確認:小口現金は「報告時」に費用を計上して残高が減り、「補給時」に使った金額だけ戻って、もとの定額に戻ります。公式の勘定科目表には無い科目ですが、初級の演習問題での出題実績があるため押さえておきましょう。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 小口現金として10,000円を、当座預金から前渡しした。借方の科目は?(答えを見る)

前渡しにより小口現金(資産)が増加します。支払いの元になった当座預金は貸方で減少します。

Q2. 小口現金係から、旅費交通費6,000円の支払いの報告を受けた。貸方の科目は?(答えを見る)

報告を受けた時点で費用を計上し、その分だけ小口現金(資産)を貸方で減らします。

Q3. 報告を受けた後、使った金額と同額を当座預金から補給した。借方の科目は?(答えを見る)

補給により、小口現金(資産)が増加してもとの定額に戻ります。貸方は当座預金です。