売掛金

掛けで販売した代金の未回収分資産

仕訳例

仕訳の例(売掛金)5列
日付・借方科目・借方金額・貸方科目・貸方金額の順。掛け売上と回収の流れ。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
5/7 売掛金 120,000 売上 120,000
5/15 現金 120,000 売掛金 120,000
5/21 普通預金 80,000 売掛金 80,000

仕訳例の読み方(会話)

学習者:売掛金の表はどんな意味ですか?

先生:掛けで売ったときの計上と、のちに現金や預金で回収して減らす流れを示しています。「売掛金」は資産なので、増えるときは借方、回収で減るときは貸方に記入します。

学習者:相手科目は何が入りますか?

先生:計上時の貸方は「売上」、回収時の借方は「現金」や「普通預金」が入ります。

学習者:素早く読むコツは?

先生:売掛金が増減する側(借方で増、貸方で減)を先に押さえ、相手科目で現金回収か預金回収かを区別しましょう。

学習の使い所

「売掛金」は掛けで販売した代金の未回収分。資産。このページでは定義と取引例を合わせて確認し、理解を段階的に整理していきましょう。

試験対策では「売掛金」が仕訳に現れたときの借方・貸方の動きや関連勘定を瞬時に判断できるよう、練習問題で反復しておきます。

実務では「売掛金」の増減を日次で記録し、根拠資料と元帳の照合を怠らないことが内部統制の第一歩です。

関連:買掛金現金売上(パターン)

ミニ問題(売掛金)

選択肢から答えを選びましょう。正答と解説は「▼」を押すまで表示しません。

Q1. 掛け販売時の借方は?

  • A. 売掛金
  • B. 売上
  • C. 現金
▼ 正答と解説を表示

正解:A(売掛金)

売掛金(資産)が増加、売上(収益)が増加します。

Q2. 売掛金回収(現金受取)時の貸方は?

  • A. 売掛金
  • B. 売上
  • C. 現金
▼ 正答と解説を表示

正解:A(売掛金)

回収により売掛金(資産)が減少するため貸方に売掛金です。

Q3. 売掛金の区分として最も適切なのは?

  • A. 資産
  • B. 負債
  • C. 収益
▼ 正答と解説を表示

正解:A(資産)

売掛金は将来の入金権利=資産です。

対応する演習