収益
収益とは、売上や受取利息のように、事業活動によって生じる会社の稼ぎを表す勘定科目の仲間です。損益計算書(P/L)に載る区分の1つで、増えたときは貸方、減ったときは借方に記入します。
基本情報
| 分類 | 収益(損益計算書) |
|---|---|
| 増えるとき | 貸方(商品の販売、利息の受取 など) |
| 減るとき | 借方(商品の返品を受けた など) |
| 代表的な相手科目 | 資産科目(現金・売掛金など) |
| 試験での問われ方 | 収益に分類される科目を選ぶ、収益が増減したときの記入側(借方・貸方)を選ぶ |
仕訳例
商品を現金で販売して収益が生じる場面です。
| 日付 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
|---|---|---|---|---|
| 5/3 | 現金 | 30,000 | 売上 | 30,000 |
| 5/20 | 普通預金 | 400 | 受取利息 | 400 |
商品を売って現金を受け取ると、現金という資産が借方で増え、その成果である売上という収益が貸方で増えます。貸付金の利息が普通預金に入金されたときの受取利息も、同じく貸方で増える収益です。収益は資産と反対側(貸方)で増える点を、資産の仕訳と見比べて確認しておきましょう。
混同しやすい語との違い
試験でのよく問われ方
- 売上・受取利息などの科目を見て、収益かどうかを見分ける出題(第1問)。
- 商品を販売したときの仕訳で、貸方に収益科目を記入できるかを問う出題。
- 商品の返品を受けたときに、売上が貸方ではなく借方に記入される(収益が減る)ことを問う出題。
ミニ演習(3問・即時採点)
Q1. 収益が増加するとき仕訳はどちらですか?(答えを見る)
先に区分を収益だと判定したら、次に増減方向を見ます。収益は貸方で増加、借方で減少です。売上や受取利息のように、当期の成果が増えたなら貸方と押さえると整理しやすくなります。
Q2. 現金売上の仕訳で正しいのはどれですか?(答えを見る)
まず現金が増えたので借方に資産、次に商品を売った成果として貸方に売上を置きます。取引を見たら、先に区分を切ってから借貸へ落とすのが基本です。現金と売上を同じ「増えた」で混ぜず、資産か収益かで方向を分けます。
Q3. 得意先から商品の返品を受けた場合、売上はどうなりますか?(答えを見る)
返品を受けたら、新しい収益ではなく、前に計上した売上そのものの減少として直接減らします。収益が減るので、通常の売上計上(貸方)とは逆の借方に記入します。まず通常の販売取引か、それを取り消す取引かを分けると判断しやすくなります。
関連
- ガイドで学ぶ:簿記の基本と5要素
- 関連する用語:費用/資産/仕訳
- 解いて定着:第1問(用語・基本原理)ドリル