直接費・間接費の判定コツ

迷ったら「製品個別に追跡できるか?」に立ち返ります。短いチェックリストで、すばやく安全に判定していきましょう。

3つの物差し

  1. 直接ひも付くか?(特定製品に割り当てられるか)
  2. 追跡コスト(細かく追うのが合理的か)
  3. 試験の指示(迷ったら設問の指定に従う)
2) は「ボルト1本を毎回追跡するのは現実的か?」という視点です。

具体例

  • 主要材料 → 直接費(直接材料費)
  • 潤滑油・ボルト → 間接費(間接材料費・製造間接費)
  • 現場作業員の賃金 → 直接労務費
  • 現場監督の賃金 → 間接労務費

ありがちな罠

  • 「工場の電力=材料費?」→ いいえ、経費(多くは間接)です。
  • 「福利厚生費=労務費?」→ いいえ、一般に経費です。
  • 「外注加工費=労務費?」→ いいえ、一般に経費として扱います。

使い所

第1問の用語判定、仕訳や原価計算の集計区分で迷ったときにこのページの手順を思い出してください。

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