会話で理解する:直接労務費の仕訳
ユイ: 図の仕訳は、何を表していますか?
サクラ先生: 製品に直接ひも付く作業の賃金を仕掛品に集める処理です。つまり仕掛品/賃金になります。
ユイ: 間接労務費はどうなりますか?
サクラ先生: 監督者などの賃金は製造間接費に集め、配賦基準で各製品に按分します。
ポイント:直接は仕掛品へ、間接は製造間接費へ。
直接作業時間×賃率で直接労務費をつかみ、間接労務費との違いを整理しましょう。
例:1人あたり賃率1,500円/時、直接作業8時間、作業者6名なら、直接労務費は1,500×8×6=72,000円です。この金額を仕掛品/賃金で計上します。
考え方は、「特定製品に直接ひも付く作業かどうか」で区分することです。直接なら仕掛品、監督などの間接作業なら製造間接費に集め、のちに配賦します。
| 日付 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
|---|---|---|---|---|
| 4/1 | 仕掛品 | 72,000 | 賃金 | 72,000 |
与件:直接作業 8時間×賃率¥1,500×作業者6名=?
直接労務費= 8×1,500×6 = ¥72,000 → 仕掛品72,000/賃金72,000
ポイント:直接は仕掛品、間接は製造間接費へ。
ユイ: 図の仕訳は、何を表していますか?
サクラ先生: 製品に直接ひも付く作業の賃金を仕掛品に集める処理です。つまり仕掛品/賃金になります。
ユイ: 間接労務費はどうなりますか?
サクラ先生: 監督者などの賃金は製造間接費に集め、配賦基準で各製品に按分します。
ポイント:直接は仕掛品へ、間接は製造間接費へ。
選択肢から答えを選びましょう。正答と解説は「▼」を押すまで表示しません。
Q1. 労務費の代表的な内容はどれですか?
正解:A(工場従業員の賃金・手当など)
労務費は工場従業員の賃金、賞与、法定福利費など人件費に関わる支出で構成されます。
Q2. 直接労務費と間接労務費を分けるポイントはどれでしょうか。
正解:A(特定製品に直接従事しているかどうか)
直接労務費は製品に直接従事する従業員の人件費、間接労務費は工場全体を支える従業員の人件費です。