前受金

前受金は、商品の引き渡しやサービスの提供より前に、契約の手付けとして受け取った代金(負債)です。実際に商品を引き渡したり、サービスを提供したりした時点で、売上などの収益に振り替えます。

基本情報

前受金の分類と使いどころ
分類負債(貸借対照表の流動負債)
増えるとき商品・サービスの契約時に手付けとして代金を受け取ったとき(貸方)
減るとき商品を引き渡した、またはサービスを提供して売上を計上したとき(借方)
代表的な相手科目現金・当座預金、売上
試験での問われ方受領時と履行時の仕訳、期間配分で計上する前受収益との区別を問う出題

仕訳例

仕訳例(前受金)
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
受領当座預金50前受金50
提供前受金50売上50

契約時に受け取った手付けは負債として前受金に計上し、商品の引き渡しやサービスの提供が完了した時点で売上などへ振り替えます。同じ「前もって受け取る」科目でも、期間の経過に応じて配分する前受収益とは性格が異なります。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 得意先から商品代金の一部として前受金50円を受け取ったときの仕訳として正しいものはどれですか?(答えを見る)

契約時に受け取った手付けは負債として計上するため、借方に現金、貸方に前受金を記入します。

Q2. 前の設問で受け取っていた前受金50円について、商品を引き渡して売上を計上したときの仕訳として正しいものはどれですか?(答えを見る)

商品を引き渡した時点で、負債であった前受金を取り崩し、売上に振り替えます。

Q3. 前受金と前受収益の違いとして正しいものはどれですか?(答えを見る)

前受金は商品・サービス契約の手付けで、前受収益は時の経過に応じて収益に振り替える期間配分の科目です。どちらも負債ですが、性格が異なります。