売上割引

売上割引は、売掛金を支払期日より早く回収したことに対する、金融上の値引きです。売上割引の処理(営業外費用としての計上)は簿記1級の範囲で、2級では扱いません。2級では、商品の不良・数量差による売上返品・売上割戻との違いを区別できることを押さえます。

基本情報

売上割引の分類と使いどころ
分類売掛金の早期回収に関する用語(営業外費用としての処理は1級)
何を表すか売掛金を支払期日より早く回収したことに対して、代金の一部を免除する金融上の値引き
計算式・見分け方「支払期日より早く」「金利的な性格」などの語が出てきたら売上割引と判定するだけで足ります。2級の売上返品・売上割戻(商品の不良・数量差による控除)とは別の論点です
使う場面1級で、早期回収の対価を営業外費用として計上する処理を学ぶときに扱います
試験での問われ方2級では売上割引の処理は出題されません。売上返品・売上割戻(2級)との区別だけ押さえます

計算式・具体例

売上に関する控除・値引きの級区分
判定するもの判定の目印級区分
売上割引支払期日より早い決済に対する金利的な値引き処理は1級
売上返品商品の品違い・不良による返品2級
売上割戻大量取引などに応じた代金の一部免除(数量基準)2級

確認:売上割引を営業外費用として計上する処理は1級で学びます。2級の売上返品・売上割戻は、商品の不良・数量差による売上そのものの控除で、金融的な性格の売上割引とは区別されます。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 売上割引の処理(営業外費用としての計上)は、2級・1級のどちらの範囲ですか?(答えを見る)

1級の範囲です。2級では、売上返品・売上割戻(2級)との区別だけを押さえます。

Q2. 売上割引と売上割戻を区別する目印はどれですか?(答えを見る)

支払期日より早い決済に対する金利的な値引きか、数量等に応じた代金減額かの違いです。売上割引は金利的性格(1級)、売上割戻は数量基準の代金減額(2級)です。

Q3. 売上割引と仕入割引の違いはどれですか?(答えを見る)

売上割引は売掛金の早期回収(売り手側)、仕入割引は買掛金の早期支払(買い手側)に生じる値引きです。どちらも処理は1級の範囲です。