| 日付 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 | 
|---|---|---|---|---|
| 返品 | 売上返品 | 50 | 売掛金 | 50 | 
| 割戻 | 売上割戻 | 30 | 売掛金 | 30 | 
対話で深める:売上返品・売上割戻
現場設定(会社規模・締め日・回収サイト・税率・契約条項):
現場エピソード(単位:万円・個・% など):
売上100のうち5が返品。仕訳:売上返品5/売掛金5。消費税の戻しも忘れずに(税抜経理)。
ユイ:数字があると、判断が速くなりますね。つまり「何に対して」「どの率で」「差額か総額か」を決めれば迷いにくい、ということですか?
先生:その通りです。定義と役割をまず言語化し、次に場面を特定、最後に金額の型(基礎×率か、差額か)に当てはめます。上のエピソードも、同じ手順で処理できます。
ユイ:試験で混乱したら、性格→場面→金額の順に自分へ問いかけます。
先生:仕訳を書いたあと、30秒で口頭説明できるかをチェックしましょう。説明できれば再現性があります。
判断基準とチェック
- 返品は売上の減額
- 税の戻し仕訳に注意
- 割引や値引と区別
- 30秒で説明:何が起きて、どの基礎×率(または差額)で、なぜその相手科目か
- チェック質問:締め日と回収/支払サイトは?請求日と入出金日のズレは?
- チェック質問:税率や非課税・免税の適用は?端数処理は指示どおり?
- チェック質問:契約条項(検収・返品・遅延利息・前受/割賦)はどう指示されている?
ショート対話:
後輩:売上値引と何が違いますか?
先輩:値引は即時の価格調整、返品・割戻は売上発生後の減額です。表示はいずれも売上控除です。