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個別原価計算表から製品原価を完成させる
個別原価計算表では、材料費・労務費・製造間接費をそろえて製品原価を完成させます。このミニ問題では、表を1枚仕上げる流れを確認します。
問題
製造指図書No.318について、直接材料費72,000円、直接労務費54,000円、直接作業時間45時間が集計されています。製造間接費は1時間当たり1,200円で予定配賦しています。完成数量は60個です。製造間接費予定配賦額、製品原価合計、1個当たり原価を求めてください。
製造間接費を先に求め、そのあと3費目合計を完成数量で割る順で進めると整理しやすいです。
正答
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製造間接費予定配賦額: 54,000円
製品原価合計: 180,000円
1個当たり原価: 3,000円
製造間接費予定配賦額 = 45時間 × 1,200円 = 54,000円
製品原価合計 = 72,000円 + 54,000円 + 54,000円 = 180,000円
1個当たり原価 = 180,000円 ÷ 60個 = 3,000円
個別原価計算表では、材料費・労務費・製造間接費の3費目をそろえてから、必要なら完成数量で割って単位原価を出します。
解説
解説は、答え → 根拠 → ひっかかりやすい点 の順で読めるようにそろえています。
まず、製造間接費は実際発生額ではなく予定配賦率で集計します。45時間に1,200円を掛けて54,000円です。
次に、直接材料費72,000円、直接労務費54,000円、製造間接費54,000円を合計すると、製品原価合計は180,000円になります。
完成数量60個で割れば、1個当たり原価は3,000円です。よくあるミスは、予定配賦率を掛ける前に直接材料費と直接労務費だけで終えてしまうことです。表を左から順に埋める と崩れにくくなります。