工業簿記2級 / ミニ問題

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M-IND-12 / 標準原価計算

標準原価と実際原価の差異を求める

標準原価計算では、まず標準原価と実際原価の差全体をつかみ、そのあと価格差異や数量差異へ分解します。このミニ問題では、全体差異の読み取りだけを一問で確認します。

難易度: やや難しめ所要時間: 5分形式: 差異判定

問題

当月の完成品は200個でした。標準原価は1個当たり、直接材料費500円、直接労務費300円、製造間接費200円です。当月の実際原価合計は212,000円でした。標準原価合計と、標準原価に対する実際原価差異を求めてください。

標準原価は1個当たり1,000円です。

差異は「実際原価 − 標準原価」で判定してください。

全体差異では、まず完成品数量に標準単価を掛けて標準原価合計を出します。

正答

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標準原価合計: 200,000円

実際原価差異: 12,000円(不利差異)

標準原価合計 = 200個 × 1,000円 = 200,000円

実際原価差異 = 212,000円 − 200,000円 = 12,000円(不利差異)

実際原価が標準原価を上回っているので、不利差異です。

解説

解説は、答え → 根拠 → ひっかかりやすい点 の順で読めるようにそろえています。

まず標準原価合計を出します。1個当たりの標準原価は500円 + 300円 + 200円 = 1,000円なので、完成品200個に掛けると200,000円です。

次に、実際原価合計212,000円と標準原価合計200,000円を比べます。差は12,000円で、実際原価の方が大きいので不利差異です。

全体差異は、その後に材料価格差異や材料数量差異へ分けていく入口です。まず「標準原価はいくらだったはずか」を完成品数量から出すと整理しやすくなります。